CATEGORY ホームズパスティーシュ

【ホームズ】「ベイジル ねずみの国のシャーロック・ホームズ」は童話だけど本格的パスティーシュとしても楽しめる

私が今住んでいる街には古本屋が2軒あります。 一軒は、駅に行く途中で比較的大きめのお店なので、ちょっとした暇があるとのぞいています。もう一軒は、駅から家に向かうのとは違うルートにあるため、休日の散歩中などに行くことが多い…

【パスティーシュ】ホームズの晩年を描いた「シャーロック・ホームズ最後の解決」

ホームズの事件簿はジョン・H・ワトソン博士が書いた(一部ホームズが書くなど例外ありますが)長編4,短編56の計60の作品がオリジナルとされており「正典」などと呼ばれています。 その正典にインスパイアーされて書かれた数多く…

【ホームズ】あの警部が主人公のパスティーシュ「レストレード警部と3人のホームズ」

  私にとっての第一次ホーメジアン(シャーロッキアンのことです)時代に購入した本を読み返してみました。 第一次ホーメジアン時代というのは、ホームズ作品60編を読み終わって、小林・東山著の一連のホームズ研究書を読んで、ホー…

【ホームズ】漱石が描くホームズの姿とは?「漱石と倫敦ミイラ殺人事件」

夏目漱石が英国ロンドンにに留学していた時期は、ホームズがロンドンで活躍していた時期と重なっています。さらに、漱石がシェークスピアのことを学んだ先生はベーカー街のすぐ隣の通りに住んでいました。 そんな背景から、漱石がホーム…

【ホームズ】シャーロック・ホームズとエラリー・クイーンが切り裂きジャックの正体に挑む!パスティーシュの傑作「恐怖の研究」

ホームズが別の有名人と対決するパスティーシュ(ワトソンの筆によらないホームズが登場する作品)はたくさんありますが、その中でも人気なのが切り裂きジャックとの対決。 いくつかのパスティーシュが翻訳されていますが、こちらは著者…

【ホームズ】コナンドイル財団公認のシャーロック・ホームズの新作、「モリアーティ」はストーリー展開が巧みで楽しめましたが、やや不満も

  アンソニー・ホロヴィッツによる、コナンドイル財団公認のシャーロック・ホームズの続編第二弾がこちらの「モリアーティ」 前作「絹の家」は、ホームズの61作目の続編とは言えないと感じましたが、話の展開などミステリーとしては…

【ホームズ】またまた切り裂きジャックものを読んでみました。賛否両論?「シャーロック・ホームズ対切り裂きジャック」

シャーロック・ホームズが活躍していた19世紀末に起こった猟奇的連続殺人事件がありました。 5人(それ以上との説もあり)の売春婦を惨殺したのが切り裂きジャック。犯行予告の手紙から名付けられました。 しかし、犯罪のエキスパー…

【ホームズ】シャーロック・ホームズはゴルフをプレーしてたのか?「ゴルファー シャーロック・ホームズの冒険」

  有名な諮問探偵であるシャーロック・ホームズはベーカー街の住人として有名ですが、実はゴルファーとしての別の顔もあった! それを発掘したのが本書(という位置づけ)です。   ホームズとゴルフ ゴルフはスコットランドで生ま…

【ホームズ】パスティーシュの傑作「シャーロック・ホームズのドキュメント」を読む

ロンドンホームズパブ2階のホームズの部屋   先日はホームズの研究について書きました。さまざまなテーマを持って書かれている研究書を読むのも楽しいのですが、ホームズの新たな事件簿を扱ったパスティーシュという分野の作品を読む…

【ホームズ】パスティーシュの傑作「シャーロック・ホームズの秘密ファイル」

シャーロック・ホームズの楽しみはたくさんあるのですが、その一つが後世の作家が作り上げたホームズの贋作(パスティーシュと呼ばれます)やパロディ。ちゃんとした定義があるんだと思いますが、私としては、前者はホームズの世界をでき…