【旅食】太平洋の小国・キリバスの食事情をレポート! シーフードは豊かだけど野菜事情は厳しい。

キリバス

 

大洋州に浮かぶ人口10万人ほどの国、キリバスを訪問する機会がありました。

小さな国ですが、人々がどのような生活をしているのか、食の面から探ってみたく、いろいろと食べてきましたので、ここで紹介したいと思います。

おそらく大半の日本人がほとんど訪れることのないキリバスという国を、食を通じて紹介してみたいと思います。

 

キリバスという国

まずは、キリバスがどこにあるか分からない人がほとんどかと思います。

大洋州といっても、フィジーやトンガ、サモアはラグビーなどで知っている人もいるかもしれませんが、キリバスは聞いたことすらないかもしれません。

場所はこちら。

 日付変更線が微妙に東にせり出した(このことでキリバスは世界一早く日が明ける国となりました。)、赤道あたりに位置しています。

国土は小さいので、この大きさで地図に移されてもまったく見えません。

首都はタラワという島にあります。

 

見ての通り、Lの字を逆にしたような細長い島となっています。この下の辺に人口が集中しています。冒頭の写真もこのタラワ島の一部です。

 

国の概要ですが、Wikiではこのように紹介されています。

キリバス共和国(キリバスきょうわこく)、通称キリバスは、太平洋上に位置するギルバート諸島、フェニックス諸島、そしてライン諸島の一部等を領土とする国家で、イギリス連邦加盟国である。キリバスは33の環礁からなり、それらは赤道付近に350万km²にも亘って散らばっている。そのために世界第3位に相当する排他的経済水域を有している(但し陸地が少なく領海や接続水域も少ない為、これらを含めると15位にも入らない)。世界で最も早く日付が変わる国でもある。

 

キリバス – Wikipedia

またWikiにもありますが、「第二次世界大戦中の1941年に大日本帝国に占領され、後に一部の島は要塞化された。1943年よりアメリカ軍との間に、ギルバート・マーシャル諸島の戦いといった激しい戦闘が行なわれた。」ということで、今でも当時のなごりがみられます。

砲台

 

長細い国土のため、一部の街を除くと基本的には一本道で移動することになります。一部では島をつなぐためにコーズウェイという埋め立てた道となっていて、日本が支援して作ったベシオ島に続くものはジャパンコーズウェイと呼ばれています。

ジャパンコーズウェイ

 

海抜が低いため(高いところでも3〜4メートルくらいと聞きました)、海面上昇により国土が沈んでしまうことが危惧されています。そのためフィジーに土地を購入し移住する計画もあるのだそうです。

国土水没の危機のキリバスが2,000km離れた異国に移住先購入 : ギズモード・ジャパン

 

レストラン事情は?

いろいろな国に行っていますが、その国の食事を食べるためにはその国の料理を出すレストランに行くのが普通です。

しかし、キリバスのレストランはその多くが中華料理系となっていて、キリバス料理を食べられるレストランはほとんどありませんでした。(探し方が悪かった野かもしれませんが。)

キリバスレストラン

 

中華レストランでは、焼きそば、スープヌードル、炒飯などのメニューがありますが、メニューの造りも含めどこもほぼ共通しています。

メニュー メニュー

 

ということで、もっぱらレストランではヌードルなどを食べることになりました。

こちらは焼きそば。味濃くて(ジャンク的な意味で)なかなか美味しかったです。

焼きそば

 

焼きそばが美味しかったので結構あちこちで食べました。こちらは幅広麺。

焼きそば

 

タラワ島の西にあるベシオという街には中華以外のレストランもあり、こちらでは中華に加えて西洋的なメニューも味わえます。

フィッシュアンドチップスを頼んでみました。

フィッシュアンドチップス

 

また今回は開いていなかったのですが、日本のカレー屋さんもあるようです。何回か行ったのですが閉まっていたので、閉店になってしまったのか、たまたま一時期しまっているだけなのかは分かりませんでした。

Japanse Curry

 

 

 

レストランで美味しいシーフードが楽しめます

中華系のレストランのいくつかにあって気になっていたのが刺身。Raw Fishと書いてあるからどんなものかと思い頼んでみました。

キリバスのマグロ刺身

 

マグロ自体は近海で獲れるようですが、刺身については凍らせてから切っているようで、一部まだシャリシャリしていました。

これは切りやすくするための工夫なのか、寄生虫を殺すための工夫なのかどちらかなのだと思います。

実際、マグロもレストランで解体していたりしました。

マグロ解体

 

シーフードと言えば、中華系のレストランで食べたシャコも美味しかったです。

キリバスのシャコ

 

 

キリバスの人たちが普通に食べているものは?

これまで見てきたものは、すべてレストランで食べられるものとなっています。

キリバスの一般の人たちは頻繁にレストランに行っているということではありませんので、上記は普段の食事とは程遠い物。

では、普通の過程ではどのようなものを食べているのでしょうか。

宿泊しているホテルの人に相談したところ、ホテルのレストランで作ってくれることになりました。材料を集めるので数日後のランチに、ということに。

 

市場の様子を見学

その前に、市場がどのようになっているのかも見てみることにしました。

こちらが市場の様子。

キリバス市場

この日は週末だったからか、あまり充実していませんでした。

 

こちらは茹でたブレッドフルーツ。

ブレッドフルーツ

パンの実とも呼ばれています。

 

そして野菜はあまり品揃えがない割に値段は高めでした。

魚ももっとあるかと思っていましたが、この日はビニール袋に入ったこれだけ。

キリバス魚

 

ということで、この日はたまたまだったのかもしれませんが、少々寂しい市場の様子でした。

 

そうそう、この市場で売っていたこちらのお菓子、かなり美味しかったです。

キリバスのお菓子

クレープのような生地に甘く味付けされたココナツの具が巻かれていました。

 

 

そして家庭料理を体験

そして約束の日、ホテルの皆さんが材料を準備して調理してもらったものがこちらとなります。

残念ながら、海が荒れていたため魚があまり獲れなかったとのこと。

 

まずはブレッドフルーツの揚げたもの。

ブレッドフルーツ

サクサクとお菓子感覚。味はそれほど甘くはなく、サツマイモとフルーツの間くらいの感覚です。

 

こちらもブレッドフルーツ。切り方が違いますが、同じ揚げ物。

ブレッドフルーツ

やはりイモ類のようにふかふかした食感。粘りけはイモ類ほどは無く、ほっくりした食感となります。

 

この日入手できた唯一の魚がこちら。

マグロのステーキ

マグロのステーキです。

味付けは塩とコショウのシンプルなもの。ちょっと焼き加減上パサッとしていた感じはありましたが、美味しくいただけました。

 

最後はまたもやブレッドフルーツ。

ブレッドフルーツ

ココナッツミルクであえた甘い味付け。デザート的に楽しめる一品。

 

ということで、今回は種類こそあまり無かったのですが、かなりお腹いっぱいになってしまいました。

一般の家庭料理と言うことでかなりシンプルです。魚はその都度とれたものを食べると言うことでした。また主食としては、この日はブレッドフルーツでしたが、米や麺、カボチャなどもあるのだそうです。

一番感じるのは野菜が少ないこと。市場でもあまり見ませんでしたし、一般的に野菜は不足している様子です。

 

村の人たちのご馳走は?

家庭料理が楽しめて満足だったのですが、今回はさらに幸運なことに、村の集会に参加する機会がありました。

一連のイベントの後に、村の人たちが持ち寄ったご飯をご馳走になることができました。

村のご馳走

 

村のご馳走 村のご馳走

 

村のご馳走

 

見ていただくと分かるように、基本は米と麺、そこにスパムやソーセージなどの肉類がトッピングされています。

村のご馳走 村のご馳走

 

野菜も少々見ることができますが、やはり少ないですね。

 

おまけ

こちらは珍味の類いになりますでしょうか。

海にいる生物の干物。

キリバス珍味

形的にはイソメとかゴカイとか、そんな生き物を干物にしたという感じです。

食べてみると、イカの干物のような味わい。お酒のあてには良さそうです。

 

Tomo’s Comment 

ということで、外食から家庭料理、人々のご馳走料理などを紹介しました。

キリバスも他の大洋州諸国と同様、生活習慣病になる人が増えてきています。

流通が良くなり食料の輸入も増え、ファストフード、ジャンクフード、高脂肪食を食べることが大きくなったこと、主食の炭水化物が多いこと、野菜の摂取が限られていること、運動習慣がないことなどの理由が考えられます。

それは上記の食の状況を見てもうかがう事ができます。

残念ながら、人々の話を聞く機会が少なかったため、彼らの意識がどのようなところにあるのかは分かりませんでした。しかし、食を知ることで、その国のことが分かると常々思っており、今回は市場に行き、家庭料理を食べ、村のご馳走もいただくという貴重な機会を得ることができ、よりキリバスという国の本質に迫ることができたように思っています。

 

キリバスの食事情、いかがでしたでしょうか。海面上昇、生活習慣病に悩む国のことに少しでも関心を持っていただけたら嬉しいです。

 

最後に、キリバスの綺麗な風景写真を何枚か掲載して終わりとしたいと思います。

キリバス夕日

 

キリバス キリバス

 

 

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