午前中は疫学。前半は、Routine statistics and surveillanceについて。
まずは基本的なところからルーチンデータについて。全体を概観したり、死亡原因や疾患の移り変わりを見たりするほか、人口一般のRisk factorへのExposureを見る他、優先度を決めたりアウトブレークを見たり。代表的なものとしてMortalityについてピックアップされて説明あがありました。またInternational Classification of Diseases(IDC)についても触れられました。その後サーベイランスの定義や原則、そして途上国での制約など。
後半は来週のテストに向けて、今期の復習。調査の細部までは触れられませんでしたが、前半に習った様々な数値の意味はよい復習になりました。あとはConfounderやBiasももう一度テスト前に確認しておかなければならないと思います。
午後は、保健政策。授業はグローバリゼーションと保健のレクチャー。グローバリゼーションとは何か、それが保健にどのような影響を与えるのかというのがテーマ。良いテーマですが、これまでの授業の流れからは少し唐突な印象。それに同じようなテーマですでに何回かセミナーなどで話を聞いていたので、新しい知識は少なかったのですが、違ったまとめ方だったので参考になったところも。
演習では、私も含めた4人がプレゼンテーションをして他の生徒にタスクを与えるということで、かなり準備をして臨んだものの、テーマが政策過程の分析ということで、かなり広い概念だったこともあって、うまく議論できるか心配でした。人数が若干少なかったので、グループワークもグループ数を少なくしなければならなくなり、これも心配の種。まずプレゼンテーションでは、私が最初の説明と構成について話した後に、4人がそれぞれの分析ツールの説明をして、そのうちの一つを使って、Readerに入っているウガンダのエイズ政策を分析し、クラスにフィードバックしてもらうというもの。時間も短かったので、うまくまとめられるか心配でしたが、各グループとも、かなり的を得た分析になっていて安心しました。発表でもセミナーリーダーがうまくポイントを指摘してくれたので、良い議論になったと思います。できとしては、期待よりは大分良かったようです。議論でも出ましたが、分析ツールは過去の事例に当てはめて見るのには便利ですが、それを使って新しい政策を作ることができるわけではなく、過去の事例からの教訓を使って作るということが大きなポイントのようです。ただし、政治と同じく、人が作るものなので、一つの理論に沿って政策ができるということはないので、理論と実践を結びつけるのが非常に難しい領域だと思います。
夕方はアカデミックイングリッシュの授業。英語にまつわるビデオ教材を見て、内容を議論するというもの。BBCイングリッシュや方言、世界で生まれているNew Englishについての考察など、教材自体はかなり面白かったのですが、アカデミックとどう関係があるのかは若干弱かったかも。
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