料理本好きの私ですが、久々に自分の好みにばっちりな料理本を見つけました。
私の好きな料理本の基準
私の好きな料理本の基準は次のようなものです。
- レシピがしっかりしている(外国の料理であれば本場の味が再現できるレシピになっている)、
- カラーの写真がたくさん載っていて食欲をそそる、
- その料理についてのあれこれ(蘊蓄)が分かる(コラムが充実している)
基本的に料理が好きなんですが、実際に料理できるのは休日と平日の夜に余裕があるときと限られます。
従って、日々の料理のためのレシピの出番はあまり多くありません。料理を作るときの参考というよりは、どちらかと言えば読んでいて楽しい料理本が好きなんです。
多くの料理本はレシピはあるけどカラー写真が少ない、とか、レシピばかりでそれらの料理に関するエピソードなどが全く載っていない、写真は多いけどレシピがシンプルすぎる、等々、完全に好みにマッチするものはあまり多くないのです。
「タイの街角ごはん」は?
そこでこの「タイの街角ごはん」。
各料理が4ページで紹介されていて、まず1ページ目にカラーでその料理の写真、隣にカラーでレシピと作っているところの写真、続く2ページはそのレシピを教えてもらったバンコクのお店の様子やそのお店の人の話などのエピソードが文章で紹介されています。
作り方も、現地のままタイの材料で書かれていて、ヒントとして手に入らない場合に代替できる物が紹介してあります。
そもそも著者達がバンコクを食べ歩く中で美味しいと思ったお店の人に作り方を取材して書いているので、このまま作れば現地仕様の味になるというのも私的には好感が持てるポイント。
これだけでも大いに楽しめるのですが、さらにさらに、この本は上述の通り、著者達がバンコクで実際に食べて美味しかった物をそのお店の人に取材して作り方を掲載するという手法をとっており、そのお店がどこにあるのかという情報もきちんと載せてくれているのです。
つまり、この本を持ってバンコクに行けば、屋台料理の良いガイドブックにもなるということ。この本を見て美味しそうなお店を見つけたら行ってみて、日本に帰ってきたらこの本のレシピで再現してみせるなんていうことも可能です。
さらに親切に、日本でタイ食材を買えるお店の紹介もあります。
Tomo’s Comment Follow @tommasteroflife
タイ料理をますます作ってみたくなるし、バンコクに行って食べてみたくもなる。そんな楽しさ一杯の本で、良い本に巡り会えたとうれしくなりました。
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旅に出る?
こんにちは。とても良い本ですね。私の場合は、レシピ本としてではなく、確実に屋台巡りのお供に、という感じになってしまいそうですが(苦笑)でも、どんなお料理にもその裏にはなんらかのエピソードがあるはずなので、それを紹介されているのって、そのメニューの持ち味を2倍にしてくれますよね。う~ん、なんだか久しぶりに美味しいタイ料理が食べたくなってきたぞ!!
>asさん、こんにちは。
本当に楽しい本でした。紹介されている屋台はかなりあっちこっちのちっちゃな所が多いので、巡るだけでも結構かかりそうです。作っている人の話や写真もあるので、実際行ってみたらより楽しくなりそう。私もタイ料理食べたくなって買って来ちゃいました。