大学院のゼミの後に水道橋駅近くの馬肉の美味しいお店に連れて行ってもらいましたが、雰囲気も良く活気もあってとても良い店でした。
馬肉食べてみたい人におすすめです。
店名が「仕事馬(しごとうま)」⁈
まずお店の名前がインパクトあり、でした。
shigotouma?仕事馬?
農耕馬のような働く馬のこと?馬のように働く人のこと?
馬肉食べるところで仕事馬というと、頑張った馬が食べられちゃうイメージでちょっと心が痛みました。ちょっとだけ。
お店に入るとすぐ左手に焼き台があって、馬らしき肉を店員さんが勢いよく焼いています。うまそー。
我々は奥の席に案内されました。
夜9時半くらいでしたが、ほぼ満席で活気があります。馬肉パワー?
馬肉をがっつり
いろいろ食べたのですが一番のインパクトはこちら。
馬肉の刺身。
ドライアイスの煙がモワモワとしています。
部位ごとに名前と解説が書いてあるのが親切です。
ヒレに中トロ(ロース)、赤身にコウネ。4種の馬刺しです。
コウネというのはたてがみのところの脂身。
解説曰く、
脂そのものの濃厚な甘みが特徴。赤みと重ねて食べるのが通の食べ方。山葵や辛味噌と良くあいます
とのこと。
違う部位を食べ比べできるので、味や食感の違いがよくわかります。
コウネは思ったより歯ごたえがあり、動物の脂身のようなクニュクニュ感はなく、味も油ギトギトとは程遠い、癖のない甘みのある脂でした。
赤身は牛肉と比べるとさっぱりして柔らかさが印象的。マグロもトロより赤身が好きなので馬の赤身も気に入りました。
薬味は生姜、山葵、ニンニクの3種。ニンニクもいいのですが、肉の味と香りを感じるのは山葵ですね。
刺身だけではなくグリルも注文。おまかせ3種。
刺身では感じられない熱で活性化した脂の風味もいいですね。油がギトギトしないのもいい。香りはあまり強くなくて、味もさっぱりしています。
馬肉といえば
そういえば今読みかけの丸山才一さんの「食通しつたかぶり」という本で丸山さんが信州で食べた馬刺しをこんな風に描写していました。
まづひいやりとした感触が快いし 、柔くておだやかでほのかに甘い味はひが舌を包み 、二三度 、口を動かすともうそれだけで 、さながら川の流れに舞ひ落ちた牡丹雪のやうに溶けてゆく 。その味をもうすこし詳しく説明すれば 、牛肉と鶏肉のあひだのやうでもあるし 、中トロと鰹と烏賊といふ三種の刺身 (ただしいづれも最上のもの )が形づくる正三角形のちようど中心点のやうな気もするが 、これはやはり極上のバサシそのものと形容するしかない 。
さすがの表現力と感嘆しながら読んでいたのを思い出しました。
ただ、中トロと鰹と烏賊の真ん中っていうのは、うーん、そういうものかなとは思いましたけど。
Tomo’s Comment Follow @tommasteroflife
馬肉は久しぶりでしたが、改めて好きな肉であることを実感しました。
もう少し頻繁に食べてもいいかも。良いお店だったので再訪したいです。
美味しい肉の記事はこちらでもどうぞ
【旅食】シマにザンビーフ。ザンビアのご飯にはこんなものがあります。
【旅食】ジェイミー・オリヴァーさんのステーキサンドを食べていたことを思いだしたこと
馬刺し食べたい。┃【レストラン】水道橋「仕事馬(しごとうま)」で馬肉をがっつり。馬刺し、うまし。 https://t.co/HNZRI1VXFQ