日曜の昼に出発、土曜の早朝帰国という日程で、ハノイープノンペンーバンコクというルートで出張をしてきました。
いろいろとハプニングやミスもあって、慌ただしい旅となりました。
今回の日程
日曜日の朝に東京を発ちハノイに向かいました。月曜に仕事をして、その日のうちにシェムリアップ経由でプノンペンへ。火曜日に仕事をして翌日にプノンペンからタイに向かい、木、金と仕事をして金曜の深夜便で東京に戻るという日程を計画していました。
本当はもう少しゆったりとした日程で行きたかったのですが、日付を動かせない仕事が多く、こんなバタバタした日程となってしまいました。
これまでも、ベトナムーフィリピンーフィジーとか、イギリスースイスーイタリアなど3カ国を回ったり、アメリカで仕事をしていたときは日本ータイーカンボジアーケニアの4カ国で仕事をした出張もありました。
今回は飛行時間はそれぞれ短めなのはよかったのですが、ホテルが最長2泊ということで、慌ただしさはありました。
ハノイープノンペンでトラブルが
ハノイを5時頃に出て、シェムリアップで乗り換え、10時頃にはプノンペンに着く予定でした。
しかし、シェムリアップでプノンペン行きの便に乗り換えようと、ターミナルを移動したところ、並んでいる人がほとんどおらずどうしたことかと係の人に確認したところ、プノンペン行きの便がキャンセルとのこと。
とりあえず航空会社がホテルを用意して送迎もしてくれるということなので、しばし空港で待機していました。
しばらくしてマイクロバスに乗せられて、町中の方に移動しました。
これまでの旅行で、飛行機がキャンセルになって乗れなかったことは三回だけありました。
一回目はパキスタンからイギリスで乗り換えワシントンDCに行くときに、ロンドンで乗り継ぎができませんでした。このときは英国航空で、空港近くのホテルを用意してくれて、やはり移動手段も用意してくれました。空港近くのホテルだったため、外に出てもなにもなくおとなしく寝て翌朝の便に乗りました。
二回目はザンビアに行くときだったのですが、ちょうど東日本大震災の翌日だったため、香港に行く便が大幅に遅れてしまい乗り継げませんでした。このときも全日空で空港ホテルを用意してくれたので、翌日深夜の便まで香港見物をしていました。
三回目はリベリアからガーナ経由でイギリスに行く便で、リベリアーガーナのケニア航空が遅れて、乗り遅れてしまいました。このときは、ケニア航空は全く何もしてくれず、ホテルはおろか、次の代替便への振り替えも何もしてくれず、二度とケニア空港乗るまいと思ったものです。深夜のアクラに放り出され、タクシーで適当なホテルに向かって宿泊しました。
これらの経験と比べて、今回の待遇はとてもちゃんとしていました。
まず、キャンセルのお詫びとして15ドルの現金をもらえました。もしかしたらこれだけで跡は勝手に・・・ということかとも思ったのですが、バスを用意しているのでちょっと待てと言うことで、他の乗れなかった乗客とともに待っていたらバスがやってきて、ホテルに連れて行ってくれました。
そのホテルも、ビジネスホテルや寝るだけのホテルかと思っていたのですが、予想を裏切られる展開に。
泊めてもらったホテルは、シェムリアップのリゾートホテル、「ソクハレイ アンコール ヴィラ リゾート」。
部屋もヴィラの一室になっていて、カートで移動でした。室内も十分広く、大きなベッドにソファー、デスクなどもそろったかなり広い部屋。シャワーとバスタブも別にある豪華な作りでした。
唯一残念だったのが、夜10時チェックインで、チェックアウトは翌朝の5時ということで、まったく施設を楽しむ余裕がなかったこと。レストランもすべて10時で閉店ということで、仕方なくルームサービスで遅い夕食となりました。
プライオリティパスに関する失敗
上記のようなトラブルもあったのですが、他に自分のミスでがっかりしたこともありました。
こちらのエントリーにもあるとおり、飛行機で移動する際にはこれらのカードを駆使して、アーリーチェックインやラウンジなどを活用しています。
今回はJALもANAもビジネスクラスも使わなかったので、JAL Global ClubもANA Super Flyerはフル活用できず。
ANAについては、東京ーハノイがベトナム航空だったのですが、ANAとの共同運行と言うことでビジネスカウンターでチェックインでき、ラウンジと優先搭乗が使えたのと、最後のバンコクー東京がスターアライアンスのタイ航空だったので、こちらでも使えたのですが、チェックインから出発までの時間が短すぎてラウンジは使えませんでした。
ANAについては、シェムリアップーバンコク便がタイ航空からとっていたので、マイルをつけられ、ラウンジも使えると思っていたのですが、タイスマイル航空との共同運行と言うことで、マイルもラウンジもタイ航空（つまりスターアライアンス）との提携はしておらず、まったく恩恵を得られませんでした。
しかし、そんなときに役に立つ（はず）なのが、プライオリティパス。
上記のようなシチュエーションも想定して、楽天プレミアムカードを作り、プライオリティパスも入手していたのです。
プライオリティパスというのは、世界各国の空港で提携している1200箇所のラウンジが使えるカードです。そのためにはプライオリティパスの会員になって、年会費を払う必要がありますが、使い放題のプランだと429ドルかかるところ、楽天プレミアムカードを作ると楽天の年会費の1万円プラス消費税のみでこのプランを使うことができます。
パスポートケースに常備して、今回もプノンペンのラウンジで使おうと思ったら、なんと期限切れ。
改めて確認してみたところ、プライオリティパスは、申し込みから2年の期限が設定されていますが、自動更新でカードが送られてくるのではなく、リマインドのメールが来て、改めて申し込みが必要となるそうです。
そういてばリマインドのメールをもらった記憶が無く、疑問に思っていましたが、過去メールを読んで判明しました。
実は、以前フィジーのホテル（かなりちゃんとしたホテルでした）で、楽天カードを使用したときに、スキミング被害にあって、カードを作り直していたのです。（被害額については支払いの必要はありませんでした。）
そのときに、メールをもらっていて、カードの作り直しにあたって、プライオリティパスも再度新規で申し込むようにとのことが書いてあったのです。
つまり、プライオリティパスを持っていない状態になっていたようです。
クレジットカードの失敗
しかし上記のようなときでも、さらにバックアップとして使えるのがダイナースクラブ。
ダイナースクラブのカードを持っていると、こちらも世界の多くのラウンジに入ることができます。
ちなみに、クレジットカードのゴールドカードなどを持っていると国内などではラウンジが用意されていることが多いのですが、これらの多くはカード会員用のラウンジとなっており、飲み物が有料だったり保安検査より前にあったりと航空会社のラウンジよりもサービスが劣っています。
ダイナースの場合、航空会社のラウンジもしくはプライオリティパスと同等のラウンジを利用することが可能です。
プライオリティパスが期限切れだったこともあり、ダイナースクラブのカードを見せようとしたところ、なぜかパスポートケースにも財布にも入っておらず。家に置いてきてしまったようでした。
プライオリティパスがあればいいかと思っていて、あまりカードを一緒に持ち歩かない方がいいかもと思って、別の財布にいれて家にしまってしまっていたようです。（あまり記憶が定かでは無いのですが。）
ということで、ダブルで使えなくて、ラウンジで仕事をしようと思っていたもくろみが外れてしまい、結局空港内の椅子で仕事をすることになってしまいました。
持って行ってよかったもの
カードについては失敗だったのですが、今回の出張で初めて持って行ったもので、大変に役立ったものがありました。
それがこちらのSIMカード。
いつもであれば、現地の空港に着いた際に空港内でSIMを購入していました。
しかし、今回は3カ国ということもあり、各国で一番安いデータカードを購入していても容量を余らせて次の国に行くことになってしまいます。
また、現地通貨もしくはドルが必要になるのですが、ちょうどよい額のお金がないと、そのために空港で両替をしてからSIMを購入と言うことで、非常に煩わしくなります。
そこで、今回は初めて周遊カードというものを購入してみました。Amazonでも何種類か売っているのですが、今回行く国を統べて含んでいて、日数的にも問題ないSIMということで上記のものをチョイスしました。
使ってみて便利に感じたのは、各国でSIMを買わなくてよいことに加え、飛行機を降りた瞬間にすぐにつながること（設定など全く必要なく現地で飛行機モードをオフにするとすぐにつながります）がありました。特に今回はハノイからシェムリアップに入ったところで飛行機のキャンセルがわかったため、SIMを買う暇も無かったのですが、Skypeを使って関係者への連絡とプノンペンのホテルのキャンセルなど迅速に行動ができました。
一点、残念だったのはインターネット共有ができなかったこと。今回はiPadに入れて使っていたのですが、ここからテザリングで手持ちのiPhoneでもデータ通信がしたかったのですが、残念ながらできませんでした。何か設定すればできていたのかもしれませんが、結局わかりませんでした。
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ということで、今回はバタバタした旅となってしまい、一週間で飛行機を5路線、ホテルを4軒まわることとなってしまいました。
旅の準備については万全を期しているつもりで、下記のようなエントリーでも書いているようにある程度自動的にものを詰めたり、詰めっぱなしになったものを使って準備しています。
しかし、今回はカード類の有効期限や入れ忘れなど、初歩的な点で抜かりがあったようです。
特に大事に至るようなことではありませんが、今後同様なことがないようにあらためて準備をきちんとしていきたいと思います。
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Tomo（@tommasteroflife)です。途上国の人々の健康の向上のために働いています。 2007年にロンドン大学衛生・熱帯医学校の「途上国の公衆衛生」コースを修了。 マニラ、ワシントンDC、ロンドン、アクラを経て現在は東京勤務。 GoonerでHolmesian。詳しくは
