2015年は海外出張が合計11回、2016年は10回ありました。ほぼ月一で海外に行っていたことになります。(平均月一と言っても間隔はまちまちで、月に二回の出張もあり帰国して一週間でまた出るといったこともあります。)
そんな慌ただしいときに忘れ物をしないように、昔から旅行にもっていくもののチェックリストを作成して手帳に入れています。
今回は、そんな私が旅行に行くときに持って行っているものを大公開。
荷物は少なくがいいと思っていますが、出張の時は効率性なども考えて、遊びに行くときよりも荷物増量気味です。観光などで旅行に行く方は適宜削っていただくとよいかと思います。
旅行に必須の品
海外を旅するのになくてはならないものがこちら。
パスポート
パスポートは言わずもがな、ですね。
ただ、持ってればよいというわけでもなく、次のような注意も必要です。
- ビザは取得したか(ビザ取得が事前に必要な国であれば取得しておく必要があります。アメリカならESTA。)
- 有効期限は充分にあるか(国によっては入国時の残存期間によっては入国させてもらえません。)
- 査証のスタンプを押すページは十分あるか(あちこち行きすぎてスペースがなければ増補してもらいましょう)
- 国交上問題のある国への入国記録はないか(イスラエル入国記録があると入れない中東の国などがあります。逆も。)
- イエローカードはあるか(アフリカの多くの国は黄熱病の予防接種が必須で証明のイエローカードが必要です。パスポートの一部ではありませんが、いつもパスポートと一緒に持ち歩いているのでこちらにまとめています。)
あとはパスポートのコピー、パスポートサイズの写真数部があると、紛失したときなど少し手間が省けたりします。顔写真のページはスマートフォンで写真を撮るなどして電子データにもしておきましょう。戸籍謄本も持っていると紛失時の再発行も円滑になるかと思います。
パスポートのコピーですが、これは常に身につけておくと良いと思います。海外ではパスポートは常に身につけておく必要がありますが、治安上心配なところに行ったりする時はホテルの部屋の金庫やフロントに預けることもあると思います。しかしそんなときでもパスポートの提示を求められる機会が無いとは言えませんので、せめてコピーを持っていればトラブルになるリスクは少なくなると思います。(基本はいつでも必携ですが。)
パスポート関連としては次のような関連事項も紹介しておきます。
自動化ゲート
日本の出入国を簡単にしたければ、自動化ゲートが使える設定をしておくとよいと思います。
法務省:自動化ゲートの運用について(お知らせ)
パスポートコントロールの列に並ばずにすみますので設定しておくと急いでいるときなど便利です。指紋認証で自動で通れる仕組みですが、初回だけ登録の手続きで時間を取られます。
また、自動化ゲートを利用するとスタンプはつかないので、パスポートで出入国を確認したいときは別途スタンプを押してもらわなければなりません。
パスポートケース
パスポート単体で持っているよりもパスポートケースがあるとカード類やエアチケットもまとめて入れられて便利です。
私が使っているのはこちら。
開くとこのようになります。
購入したのはPORCO ROSSOという皮製品のお店。
皮の鞄(後で出てきます)を購入して以来、財布やペンケースなどもこちらで購入しています。
革の品質や造りが良いので、長年愛用していくつもりです。
お金・クレジットカード
これも自分が富豪で秘書や執事がついてきて支払いやらなにやら何でもやってくれる、って言うことがなければ必須ですね。
最近はたいていの国で円からの両替もやってたりしますので、キャッシュに関しては円を持って行くことでもなんとかなると思います。
私は同じ国に行くことが多いので前回行ったときに余ったその国の通貨と、ドル現金を持って行きます。円ももちろん何かのために持って行きます(帰国後すぐに使うこともあったりしますし)。
日本で外貨にするのがよいのか、現地のレートのよい両替所で両替するのがよいのかは行く国によっても変わってきます。ドルやユーロは国内で両替してもよいかと思いますが、その他の通貨については現地の方が良さそうです。ただし両替所によってレートや手数料が違いますし、円よりもドルの方がレートがよかったりするので結構複雑です。
国内での両替については、銀行や両替所もありますが、FX会社だとお得な仕組みもあったりします。
現金を持ちたくない人は、海外でも出金できる銀行カードや、クレジットカードのキャッシングもありだと思います。私も時間が無いときや手持ちの現金が少ないとき、短期滞在なのに大きなお札しかないときはキャッシングすることも。
当該国の両替手数料と締め日までのタイミングによってはキャッシングの方が安くなることもあります。
最近はJCBなど多種類のカードに対応しているホテルやレストランも増えましたが、やはりVisaが一つあると安心です。
私は基本的には首都の大きなホテルでは代金はクレジットカードで払うようにして、現金は食事や買い物相当分を持って行くようにしています。しかし、国によってはクレジットカードのスキミング被害なども報告されていますので、ちょっとでも危険な情報があれば宿泊費についても現金を用意する必要があります。(私もフィジーのちゃんとしたホテルでやられました。以降フィジーには多額のキャッシュを持って行くことにしています。)
クレジットカードについては下にも書いてある航空会社の上級会員とも関連しますのでご参照ください。
エアチケット
一昔前ですと航空チケットが必須でしたが、最近は電子化が進んでいるため、パスポートだけでチェックインができるのが普通になってきました。
従って紙のチケットはいらない、といいたいところですが、国によっては入国審査の時に出国日時を確認するために旅程表を求められることがありますので、eチケットを一部プリントアウトしてパスポート共に携帯しておくのがよいかと思います。
旅程表・ホテル予約記録・関係者電話番号
最近だといずれも電子ファイルでやりとりされることが多いと思いますが、プリントアウトしておくと何かあった際に便利です。ホテルの予約記録はチェックインの時にさっと出せると便利ですし、タクシーで移動の時にさっと見せられるとホテル名や場所が正確に伝わります。(タクシーについては、チェックインの時にホテルカードをもらって以降はそれを示すのが便利です。)
関係者の電話番号、特に空港送迎のレンタカーを予約している場合はレンタカー会社やドライバーの携帯電話番号などもプリントアウトしておいてぱっと取り出せると、空港でレンタカーの運転手にあえなかったときにパソコンを広げなくて済みます。
スマホやタブレットでも肝心の時に充電切れということもありますしね。すぐ必要そうなものは念のため紙にしておきましょう。
無くてもなんとかなるけど、やっぱり無いとかなり困るもの
上記は、無ければ海外にも行けないものばかりですが、やはり無いと現地でかなり困るも必携ものがこちら。
携帯電話・スマートフォン
何かあったときの緊急連絡を行うためにも、海外でもつかえる携帯電話があると非常に便利。
仕事場や家族からの急な連絡だけでは無く、飛行機の遅れやキャンセル、待ち合わせで会えなかったとき、など様々な場面で携帯があると便利なことが想定されます。
私もこれまで現地で携帯が使えてよかったという場面が多々ありました。パキスタンでイスラマバードに着くはずが天候のためにラホールに着いてしまったときは、仕事関係者にすぐに電話連絡してその後のアレンジが可能になりました。(このときは入国前だったのでローミングで結構お金使いましたが・・・。)
最近は海外ローミングができるエリアがかなり拡大しているとは言え、通話料やネット代金は割高になることは間違いありません。
海外に行く機会が少なくて短期の滞在であれば、緊急連絡のみのためだけに、海外で使える携帯をレンタルして持って行ったり、モバイルWifiルーターをレンタルするのもありかと思いますが、それでもまだ割高。おすすめなのは現地でSIMを買ってしまうこと。
格安SIMを使うためにSIMフリー携帯にしている人も多いと思いますので、現地でプリペイドやチャージ式のSIMを購入すると通信費が安く済ませられると思います。最近だと、通話付きとネットのみとで選ぶことができますので、安く済ますのであればネットのみであとはLineなどで連絡を取り合うというのがよいかと思います。(ネットを使い慣れていない家族がいる場合は、通話付きにしてすぐに電話番号をお知らせするのがよいと思います。)
私の場合はiPadを持っているので、iPhoneの方は日本のSIMを指しっぱなしにしておき(緊急の電話が受けられます。が、ローミングなので国際通話料が発生します。)、iPadの方に現地のネットのみのSIMをさして、iPhoneはテザリングでネットにつなぐということが多いです。ただ、ローミング可の国でかつテザリングができるキャリアである必要があります。キャリアによってはテザリング不可のものもありますので、事前に確認できるのであれば確認しておくとよいかと思います。
多くの国では空港にSIMを売っているところがあるので、ここで購入してセッティングもしてもらえます。このとき、iPhone等の言語設定を英語にしておくのを忘れずに。SIMを入れてもらったら、日本のSIMを大切にとっておきましょう。これをなくすと悲惨なことになりますので。ほとんどの空港のSIMショップでは、現地SIMを切り取った残りのカード部分にセロテープで貼ってくれます。
現地で買うのが手間であれば、Amazonなどでも売っている海外で使えるSIMを買っておくのもありかと思います。特に何カ国か回るのであれば、各国でいちいちSIMを購入するのも面倒なので、周遊SIMという選択肢もあります。
これなら、飛行機が着陸したときから現地でインターネットにつなげることもできるのでとても便利。上記のパキスタンの事例の時も、こちらがあれば高いローミング代を払わなくて済みました。
そして最近ですが、私の持っているiPhone11はeSIMも使えるので、物理SIMを指したままもう一つのSIMを設定することも可能です。これはとても便利です。事前にネットでプランを購入、QRコードを読み込めばe-SIMがセッティングできてしまいます。
先進国ならチョイスも多いのですが、私が行く国がマイナーなので、こちらのeSIMを使っています。
これまでの経験でスマホでネットができて良かったのは、シチリアにいたとき、車で空港に向かっていたのですが、かなり遅くなりそうでした。そのときに、車の中でネットを使ってオンラインチェックインをして空港での時間を節約することができました。
そして途上国だとタクシーでぼったくられることもあるのですが、ネット環境があればGoogleマップを使ってどの経路でどこに向かっているかが一目瞭然。ボッタクリ目的でなくても、道を間違えていることも多々あるので、指摘したら料金をまけてくれたりしたこともありました。
パソコン・タブレット
仕事で海外に行くのであれば、何らか書類作成ができる機器がないと困るかと思います。
もちろん、すべてのデータをクラウドで管理して、パソコンは現地調達(ホテルのビジネスセンターやネットカフェなどを使用)で仕事するというのもありますが、手元に無いのですぐにつかえなかったり、情報セキュリティや現地のネット事情を考えるとリスクが高いのでやっていません。
私の場合は業務用パソコン、(長期の時はプライベートの用事に使うため使い慣れたMacBook Pro)、そして主に娯楽用のiPadを持っていってます。
持って行くときに絶対に忘れてはならないのがACアダプター。これがないとPCがただの重りと化します。最悪現地調達できるケースもありますが、忘れないに越したことはありません。(途上国だとかつてはMac関連のお店はまだ少ないので現地調達も難しいこともありました。)
以前ガーナで仕事をしていて、頻繁に国内出張していたときは充電器を二組用意して、職場用と出張用を使い分けていました。出張用は鞄に入れっぱなしでした。日本に帰ってきてからはさすがに入れっぱなしにはしていませんが、二組は常備しています。
iPhoneの充電ケーブルについては3組買い足して、二つは普段の充電用(二カ所)、一つは普段使う鞄に入れっぱなし、もう一つはパソコンケースに入れっぱなしにしています。
デジタルカメラ
これも仕事でもオフの時も使う場面が多いアイテムです。
写真が絶対に必要な場面というのがそうそう多くある訳ではないのですが(資料的なものでしょうか)、やはり出張報告や旅先の記録として写真があると後で振り返るのに便利です。食事や風景についてはブログに書きたいことも多くありますし。
以前はデジタル一眼を持ち歩いていたこともあるのですが、最近は携帯性と画質のバランスを考えミラーレス一眼を使っています。
機器にはトラブルもつきものなので、仕事の出張の時には念のため以前使っていたコンパクトデジカメも一緒に持って行くようにしています。(プライベートだったらiPhoneもあるのでこちらですませています。)
充電器は必須ですが、撮っているうちにバッテリーが切れることもあるので予備のバッテリーを一つ常備しています。そして、撮影し過ぎてSDカードの容量が足りなくなることもあるので予備のSDカードなども準備しています。(MacBookを持っているときはハードディスクに取り込んでSDカードの写真を削除することもできますが、バックアップの面からは、旅行中はできれば二カ所に置いておきたいので極力SDカードにも残せた方がよいと考えています。)
iPhoneのカメラ機能も、レンズ、画素ともに十分実用的になってきたので、仕事のメモ的な写真についてはiPhoneを使うことが多くなっています。
後でいろいろなことを思い出すために心がけているのは、メモ的な写真も撮っておくこと。仕事であれば、参加者がわかるように会議室全体の写真を撮っておいたり、出席者リストを撮影してしまったり。仕事以外であれば、食べた食事のみならず食べたお店の看板やメニュー、レシート・請求書など撮っておくとあとで振り返ったときに鮮明に思い出すことが可能となります。これらはそれほど美しくなくてもよいので、ミラーレス一眼ではなくiPhoneでさっと撮ってしまうことが多いです。
眼鏡・コンタクト
私は目が悪い(近眼)ので、普段外ではコンタクトで、家では眼鏡です。両方とも無いと生活も仕事も不具合だらけになるので必携です。
もし忘れても最悪現地で作れなくはないですが、そのための時間とお金のロスは避けたいところ。
コンタクトの場合はケア用品も必須ですが、これは現地で買えるケースもあります。しかし買えるところがすぐ分かっていないのであれば、渡航期間分は持って行くべきでしょう。ガーナに住んでいたとき、旅行先のトルコで買えると思って持って行かず、あちこち探し回った苦い思い出があります
ちなみに、私は2週間用使い捨てコンタクトを使っていますので、なくしたときのために予備の分も常に持って行くようにしています。眼鏡も本当は二つあると万全でしょうが、そこまではしていません。
眼鏡と言えば、サングラスも常に携帯しています。途上国に行くことが多く、ほとんどの途上国が熱帯で日差しが強いところばかり。日焼け防止は目からの紫外線をカットするのが有効だそうですので、屋外では日焼け止めも使いますが、屋外ではなるべくサングラスを使うようにしています。
最近使っているのは、Maui Jimのもの。ゴルフの時などにも使いたく、ちょっとスポーティなものをチョイスしました。出張で経由したシドニーの空港で買ったんだったと思います。
名刺
これも仕事上必要なものですので、出張前に十分な量を印刷しておくようにしています。
2回ほど印刷が間に合わなかったことがありました。いずれも電子データを持っていたため、現地の印刷会社で印刷してもらうことができました。
スキャンした電子データも常にパソコンに入れておくといざというときに役に立ちます。できればA4などで印刷してすぐにカットして使えるようにしておけば、厚紙さえ手に入れば現地でも簡易的な名刺が作成できます。
鞄・スーツケース
パスポートとお金だけ持って旅行できたら楽なのですが、そうもいきませんので、何らかの鞄は必要ですね。
私は肩掛けのショルダーバッグにお金、パスポートなどの貴重品、機内持ち込みができる小さなスーツケースにPCなどを入れて、そして預け入れする大きめのスーツケースに衣類その他を入れるというパターンが多いです。
スーツケースは先日も紹介したRimowaを愛用しています。本体が軽いので、預入荷物の重量制限の範囲内でより多くのものが入ります。頑丈さも十分だと思います。
かなりのヘビーユーザーですが、大型のスーツケースは10年頑張ってくれました。小型はほとんどチェックインにはしないので、14年たっても現役です。
ショルダーバッグはこちら。
購入時は新品の黄色っぽい皮の色でしたが、だんだんといい色になってきています。 皮の手触りも馴染んで柔らかくなってきています。
持っていかなくてもなんとかなるかもしれないけど、鞄に入れておくと便利なもの
ここからは現地調達もできないこともないけど、あれば便利なものを。
筆記具
ペンとメモはいつもすぐに取り出せると便利ですね。
特にペンは、飛行機の中で入国書類を書くときに手元にさっとあると便利。ついでにパスポート番号などもさっと取り出せるところにメモしておくと便利です。パスポート番号を書いた紙をペンにセロテープで貼っておくというのも一案。
ペンは無印良品のペンを愛用していますが、ちょっとオフィシャルな文書に儀式的にサインすることもあるので、ちょっといいボールペンもいつも持ち歩いています。
あまり高級すぎず、名入れもできてほどほどな高級感があって、カジュアルな雰囲気もあるので愛用しているのがこちらです。
電気ソケット変換用コネクター・変圧器
国によって電気のソケットの形状が違っています。
これが一つあると多くの国に対応できて便利です。
私はいつも二つ、鞄に入れています。
変圧器については、最近のパソコンなどの電化製品は幅広い電圧に対応していますので、無くてもよいのですが、一応変圧器をかませておくと急な電圧の変化の時のサージ機能もあるのでダメージを受けにくくなります。
ホテルによっては、どちらもフロントに言うと持ってきてくれる事もあります。
電源延長コード
ホテルなどで電源のソケットがものすごく不便な場所にあったり、口が極端に少なかったりしますので、こんなのを一本入れておくと便利だと思います。
複数ポートUSB充電アダプタ
最近、USBケーブルで充電する機器が増えてますよね。
私が持っているMacBook ProにはUSBが二つしか無いので、こんなものを持って行くようにしています。
一機に複数機材を充電できるので非常に便利。おすすめです。
普段も出張先でも、iPhone、iPad、Apple Watch、バッテリー、カメラを充電していて、重宝しています。
ソムリエナイフと箸
海外に出張した際に、現地レストランでの食事は楽しみではあるのですが、毎日外食するのも大変なので、会食の予定がなければスーパーで買って済ませてしまうときもあります。
ワインやビンのビールを買ったときに、意外と無くて困るのが栓抜き。大概ホテルに言えば貸してくれますが、持っていると便利なのでいつも一つ入れています。ソムリエナイフだとコルク抜きだけでなく栓抜きにも使えるのが便利です。
ホテルの部屋で食事するときに、お店からのテイクアウトだとフォークやスプーンがついてきますが、スーパーの総菜だと付いていないこともあります。そんなときに便利なのが携帯用の箸。
割り箸を入れて行っていたときもありましたが、最近はこの分解できる箸を持っていっています。
歯ブラシ・ひげそり・爪切り
これもホテルの部屋についていたり、貸してもらうこともできることも多いのですがが、たまにないときもあるので、いつも予備を入れておくとよいと思います。現地調達も比較的簡単に可能なアイテムですが、使い慣れたものの方がよいと思いますし、私はいつも普段使いとは別に旅行用のセットをスーツケースに入れっぱなしにしています。
無くてもなんとかなるけど、あると快適なもの
こちらは必須と言うよりは純粋に快適さのためのもの。特に長期に海外に行くならあったらいいものばかりです。
Bose QuietComfort シリーズのヘッドフォン/イヤフォン
QuietComfotはノイズキャンセリング機能のついたヘッドフォン・イヤフォンのシリーズで、特に飛行機の中で絶大な機能を発揮します。
昔はヘッドフォンタイプ(初代QCでした)を持っていたのですが、ごつくてはめたまま寝返りも打てないので、イヤフォンタイプのこちらを使っていました。
今はこちらを使っています。
これ、本当に優れもので、飛行機のゴーっていう音がかなり聞こえなくなるんです。電車とか飛行機で特に効果を実感できるアイテムです。ヘッドフォンタイプの方が音がいいように思いますが、飛行機などで着けながら寝ると横を向いて寝られないのが難点です。寝返りをよくする人はイヤフォン型の方がよいかもしれません。
プライオリティパス・航空会社上級会員カード・ダイナースカード
これらがあると空港などでは普通に便利です。
プライオリティパスというのは、空港でのラウンジが利用できるプログラムです。
必ずしもどこの空港にも利用できるラウンジがあるというわけではありませんが、世界で1200カ所以上ということで使える確率は高いと思います。
ただし普通に入会すると一番安いコースで年間99ドル、1回の利用につき32ドルかかってしまいます。
それを考えるとお得なのが楽天ゴールドカード。年会費1万円ほどで、プライオリティパスの最上級のラウンジ利用何回でも無料のパスがもらえます。
実は、プライオリティパスが無くても、多くのクレジットカードでゴールド会員になるとカードラウンジが使えます。ただ、そうしたラウンジのほとんどは航空会社のラウンジに比べるとサービス内容で劣ることが多いです。
ただそんな中でもダイーナースクラブを持っていると、プライオリティパスと同じか同程度のラウンジに入れることが多いので、ダイナースがあれば楽天ゴールドでプライオリティパスはいらないかもしれません。
航空会社の上級会員カードは一年間の搭乗マイル数が多いマイレージ会員にもらえるもので、3万マイルくらいから一番下のステータスがもらえることが多いようです。
ステータスによって差はありますが、ラウンジ利用無料、専用チェックインカウンター利用、優先搭乗、預入荷物の重量制限の緩和などがあります。また同じアライアンスのエアラインに乗るときにもほぼ同じようなサービスが受けられます。
JALとANAには、一年で5万マイル達成(うちアライアンス搭乗ではないJAL/ANAのフライトの比率も勘案されます)で、JALならサファイア会員、ANAならプラチナ会員になれるのですが、このときに提携するクレジットカードに入会すると、これらのステータスを固定することができます。(クレジットカードの毎年の年会費が必要なので、飛行機・空港を利用する回数が多い人向けですね。)
なかなか5万マイル乗ることもないかもしれませんが、逆にそれくらい毎年乗るのであれば、これらの上級会員になっておくといろいろと便利になると思います。
ブルートゥーススピーカー
旅先のホテルで現地のテレビ局の番組を見るのも楽しいのですが(言葉は分からなくても雰囲気が伝わってきます)、手持ちの音楽や映画をMacやiPadで見たり聞いたりすることも多いです。
特に海外のホテルでは場所によって外の音がうるさかったり、宴会場やレストランのお客さんや音楽の音が聞こえてきたりするので、部屋内で音源があると気が紛れるかと思います。(最悪、上で紹介したQuiet Comfortの出番ですが。)
そんなとき、手持ちの映画や映像が迫力のあるよい音で聞けたらと思って購入したのがこちらです。
Macのスピーカーで聴くのとはやはりレベルが違います。これまで、外の音がうるさいときにはテレビをつけっぱなしにしたりしていましたが、今後はこれで好きな音楽を聴きながら過ごせそうです。
携帯用ウォッシュレット・芯を抜いたトイレットペーパー
実際使うことは多くないのですが、途上国の田舎で紙もないような場所でトイレに行く時にあると重宝するかなと思って行く国や地域によってはいれています。
地元の屋台などでも食べたりすることも多く、お腹を壊すこともあります。ホテルにいるときならいいのですが、移動時だとトイレを探すのも困難だったりします。あっても汚くて紙もなかったり。そんな緊急時のためにトイレットペーパーも鞄に入れています。芯があるとかさばりますので、新を抜き、かつ買ってすぐの大きさだと携帯性がいまいちなので、半分ぐらい使ったものを入れておきます。
本・雑誌
出張で海外に行くときは、空港の本屋で目についた興味がある本や雑誌を手当たり次第購入してスーツケースに詰め込んでいきます。
自分がホテルで暇なときに読む、ということもあるのですが、最近では本も雑誌も電子化が進んでいるので、あえて買う必要性は低くなっています。
なぜ空港でいつも紙の本や雑誌を買っているかというと、現地の日本人の同僚・仕事先で会う日本人の方へのお土産という意味もあるからです。海外でも電子書籍は読めるようになりましたが、紙であれば回し読みもできますので、日本人が複数いる事務所などではありがたがられることが多いです。
最近Kindle Paperwhiteも買ったのでますます自分のための紙の本を買うことは減ると思いますが、これからも出張の際には本・雑誌は買い続けると思います。
*現地の方々へのお土産については本・雑誌意外にも別途買って持っていくようにはしていますが。
その他いつも持っていっているもの
ここから先はかなり個人的なチョイスなので、皆さんが必要とするものとは変わってくるかも。
スリッパ
手荷物に入れておくと飛行機の中で使えて便利です。またホテルの部屋の中でもスリッパがあると便利。
ちょっといいホテルだと部屋についていますし、ビジネスクラス以上だとスリッパがついていたりしますが、いつもあるとは限らないため必ず一足入れています。
スリッパについては、ANA Storeさんに取材していただき記事にしてもらいました。
ビーチサンダル
これは滞在先でちょっとその辺をうろうろしたいときなどに便利かと思います。暑い国に限定ですけれどね。
足拭きマットのないようなシャワー室しかないときも浴室とベッドルームの移動などで重宝します。
スニーカー
仕事の際はスーツに革靴ですが、夕方や週末は普段着なので、スニーカーがあると堅苦しくなくて快適です。ビーチサンダルだけで通すのもありですが、ホテルのジムを使ったり、ホテル周辺をジョギングしたりもするので、いつも持って行っています。
またフィールドに出るときは革靴だと歩きにくいのでスニーカーが活躍してくれます。
トレーニングウェア
途上国の出張だと公共交通機関が不便だったり、治安の問題があったりで、移動が車になることが多くあります。そうすると、どうしても運動不足になってしまいます。
ちょっといいホテルだとジムがついていますので、時間を見て運動するようにしています。もしジムがなくても、(治安が悪くなければ)ホテル周りを散歩がてらジョギングしたりします。
毎日使うものなので、洗ってすぐに乾く素材のものがよいと思います。
水着とゴーグル
これも上と同じ理由で、運動不足解消のため、ホテルのプールで泳ぐこともありますので、そんなときのためにいつも入れっぱなしにしています。
常備薬
日常的に飲んでいる薬がある人はその薬は必携だと思いますが、それ以外でいうと、私が入れているのは風邪薬と胃腸薬。そしてイソジンです。風邪や腹痛になると仕事にも支障をきたすため、いつも入れておきます。またイソジンは風邪の初期のノドがいがいがするときに使えますし、けがをしたときの消毒薬としても使えます。
あとは絆創膏もあるとちょととした傷のときに役立ちます。
目薬もいつも入れています。途上国の田舎など、ほこりっぽい国も多いので、あるとよいかと思います。
薬ではありませんが、ビタミン系のサプリもいつも入れています。場所によっては野菜が食べられない日も結構ありますので、栄養のバランス悪そうなときは補充するようにしています。
携帯湯沸かし器とインスタントスープ・味噌汁
ちょっとしたホテルだと、部屋に電気ケトルが置いてあるところも多いのですが、無いときに携帯湯沸かしが役に立ちます。
いろいろなタイプがありますが、私はウズベキスタンの市場で購入したシンプルなコイルむき出しのものをいつも入れています。こういうのって断線しがちなのですが、これはかなりもっています。
胃腸の調子が悪いときに現地食をスキップしたいときなど、インスタントのスープやヌードルがあると重宝します。
夜中に小腹が空いたときや、食事にあぶれてしまった時も、スープや味噌汁があるとありがたいですね。二日酔いの朝にも・・・。
衣類について
衣類がもっともかさばるので少ないに越したことはないのですが、洗濯できる環境や時間などとの兼ね合いで量を決めています。
多くの場合、短い出張の場合は日数分、一週間以上の仕事の場合は5日分を入れるようにしています。仕事の場合、なるべく自分で洗濯する時間を取りたくないというのが理由です。
現地での洗濯ですが、ワイシャツについてはアイロンの手間もあるので、ホテルのクリーニングに出してしまうことが多いです。
下着類はホテルに頼むと割高なので、自分でバスルームで洗うことが多いです。(国や場所によってはホテルの近くに洗濯屋さんがあったりしてホテルに比べて格安で選択してくれたりします。長期滞在の時は助かります。)
長期出張の時は洗濯洗剤の小袋を入れていくこともあります。
速乾性のものが便利で、ぱっと洗って干しておくと数時間で乾いてくれる優れものがこちら。
東急ハンズプライベートブランド「hands+(ハンズプラス)」から、東レとのコラボレーション商品「トラベルインナー」が誕生 – ニュースリリース – 会社情報 – 東急ハンズバスルームの壁に吸盤でつけられる洗濯紐なんかも便利なときがあります。(普段は少量なのでタオル掛けなどに干してしまいます。)
あと、仕事の時ですが、ネクタイを忘れがちなので気をつけるようにしています。忘れて経由地の空港や現地で購入したことがあります。
また、特に行きの便や仕事先から仕事先への空路の移動の際には、スーツで移動してしまうか、カジュアルでも革靴をはいて、ワイシャツ、ネクタイを機内持ち込みに入れておくことにしています。
というのも、かつて預入荷物がロストしてしまい目的地に着かなかったことがあって、会議があるのに移動で着ていた普段着しかなくて非常に困ったことがあったからです。(その時は身内だけの会議だったので事なきを得ました。でも、服装以上にせっかく買ったお土産をスーツケースに入れてしまい渡せなかったのがつらかったです。)
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ということで、海外出張の多い私がいつも持ち歩いているものを紹介しました。
荷物は少なければ少ないほどよいと思っているのですが、出張の場合、なるべく身の回りのことに時間を使いたくないので、ついつい荷物が多くなってしまいます。
人によってこだわりポイントも違うので、上記すべてのアイテムが万人向けではないと思いますが、いずれも何十回もの出張を経て持って行くことにしたものばかりなので、それなりに厳選されてきたものばかり。
海外旅行される際に、少しでもみなさんの参考になればうれしいです。
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