レポートと言っても、うちの学校の場合はサマープロジェクトと呼ばれていて、各自が自分のテーマに沿ったプロジェクトを行い、その結果をまとめるという形になっています。実際にフィールドに出てデータを取ってくる人もいれば、文献調査を行う人もいます。
私の場合は政策関係のことをやろうと思っていますので、主にレポート類と関連の論文のレビューが中心となります。語数は7500〜10000までとなっていますので、文系の学校に比べると若干短め、アメリカの2年生の大学院と比べるとかなり短いのではないかと思います。
修士レベルで、しかも短期間に仕上げる(うちの学校は授業が中心で6月まではみっちり授業が入っていましたので実質的なスタートは7月からになります)レポートですので、オリジナリティのある内容を求められるというよりは、プロジェクトを通じてこれまで習ってきた手法を示すことが重要視されると理解しています。
とはいえ、せっかく2ヶ月近く書けて調べて書きますので、これまで経験したことに基づく問題意識を基に、将来の仕事で活用できるような内容にしたいと欲張った結果、テーマが絞りきれずに苦労しています。
そんなアイデアをまとめるのに役に立つかと思って購入したのがMindManagerというソフトでした。先日紹介した「年収10倍アップ勉強法」でもこのソフトが取り上げられていたのですが、このソフトはマインドマップをパソコン上で書くことができるソフトといえば良いでしょうか。
マインドマップについても、以前紹介していますが(「人生に奇跡を起こすノート術」)、トニー・ブザン氏が提唱したノートの書き方の手法で、人間の脳内の思考法に基づき、放射状に考えを発展させた形でメモを取っていきます。
言葉では説明しにくいのですが、こちらのページでMindManagerをつかったマインドマップの例を見ることができます。
以前の職場でも考えをまとめるときにマインドマップを書いてみたりしたのですが、資料に書いてあることなど文字数が多くなるとなかなかそれを書き出すのも難しく、もっと資料も含めて考えを落としていけないか考えていました。今回このMindManagerをつかってみて、一番便利なのは、それぞれのメモにインターネットのリンクやパソコンにあるファイルを関連づけさせることができることです。マインドマップに書くには文字が多すぎるようなメモは別にメモファイルを作って、これをその項目にリンクして参照できるようにしておけばマインドマップの見た目もすっきりして見やすくなります。
まだ使い始めではあるのですが、論文の構成や調査の進め方、読んだ文献のメモなど、乱雑に進んでいく作業が一目で見ることができるのは全体像を把握する上でも効果的ですし、思いついたことをどんどん書き込んでいけるので思考があっちこっちに飛びがちな私としてはありがたいソフトです。
普通文章を書いていくときは上から下へ、リニアに考えを展開していく訳ですが、いきなり全体の流れを考えて、始まりから終わりまで書いていくのはなかなか難しいと思います。Wordなどにもアウトライン機能はありますが、やはり上から下、左から右に展開していきますので、相互関係などはつけづらくなります。その点、このMindManagerは複数の関係を持たせたり、グループでくくったりできますので、まずはこちらで全体を見渡してから、実際に書き始めるというのがスムーズに行くのではないかと期待しています。
これだけではなく、プロジェクト管理に関するいろいろな機能もついているようですので、今回のレポートを書きながら、ソフトの使い方も同時にきわめて行けたらと思っています。
メインはMacをつかっていますので、今回購入したのはMac版です。アカデミック価格がありましたので、普通に買うよりは安く買えました。また、英語版はバージョンが7になっていますが、日本語版は6のようです。
日本版のホームページはこちらになります。
こ、、、、これは!!!
このソフト私もクラスメイトから風の噂で聞いたことがありますよー。
そんな有名なものだったとは知らず。
わたしゃ、考えるときは、手を動かしてガンガン書かないとダメなんですが、ちょっと使ってみる価値ありそうですねー。もしドクター進むなら。
nanakeさんもご存じでしたか。私はなんとなく似たようなソフトがあることは知っていたのですが、読んだ本に書かれていたのでついつい購入してしまいました。考えるのは手書きの方がいいのですが、情報の整理なんかはこうやってPC上のファイルやURLをリンクできることで、かなりアクセスがよくなるような気がします。仕事でプロジェクトをはじめるときなんかに使えそうな雰囲気です。