訪問日:2012年8月20日
トランジットでロンドンに一泊する機会があり、せっかくなのでこれまで泊まったことがなかったホテル「シャーロック・ホームズ」にしてみました。
正式名称はPark Plaza Sherlock Holmes Londonといいます。
(以下は2012年訪問時の情報ですので、今はかわっている可能性があります。)
ロケーション
場所はもちろんベーカー街。現在の221やホームズ博物館がある地下鉄ベーカー街駅より北ではなく、少し南に行ったところにあります。(ホームズの時代は駅より北側はベーカー街ではくアッパーベーカー街、駅のすぐ南の部分はヨーク街でした。)
このホテルの裏手にはシャーロック・ミューズという小さな通りもあるので、お泊まりの際には覗いてみることをお薦めします。(と言っても何かあるわけではないのですが。)
ミューズ(Mews)というのは、大通りの裏手にあって、かつて馬や馬車を停めていた場所のことです。かつてはヨークミューズだったのが1936年にホームズにちなんで改名されました。
ホームズホテルの内部へ
ベーカー街側にある入り口を入るとすぐにカウンターがありますが、宿泊のレセプションはバーになっているエリアを越えて少し置くに進んだところ。
この日は早朝に到着したのですが、空いていたらしくすぐに部屋に通してくれました。荷物だけ預けてあとでチェックインかと思っていましたのでとてもラッキー。
部屋は割引で予約できたExecutive Roomの317という番号の部屋。ちょっと縦に長いものの、広さも十分だし、内装も新しくてとっても綺麗。
入り口から入って奥に向かってはこのような感じです。
入り口に向かってはこんな感じ。テレビはベッドから見にくいのですが、大きいのはグッド。でも、ソファの位置を考えるとデスクとテレビの配置は逆でもいいのかもしれません・・・。
入り口から入った廊下部分もそれなりのスペースが確保されていました。
浴室はこのような作りになっています。
シャワーカーテン代わりのガラス板ですが、手前側が内側に曲がるようになっていました。どうやって使うのかはちょっと不明でした。
窓からの景色も屋根の具合がロンドンらしくて気分が盛り上がります。
ホームズ度は・・・
残念ながら、シャーロック・ホームズホテルという名前ではありながら、あまりホームズにゆかりのものが飾られていたりする訳でもなく、壁に掛かっていた写真がかろうじてホームズ俳優なぐらいでした。
廊下には薬の瓶らしきものも。
良くみてなかったのでなにかゆかりのあるものだったのか判明していません。
こちらはレストランですが、メニューにはホームズの名前の付いた料理などもあったのですが、この日は外食だったので残念ながら入りませんでした。
メニューを見るとSherlock Afternoon TeaとWatson’s Afternoon Teaとあって、シャーロックアフターヌーンティーはスコーンやサンドイッチにお茶という所謂英国式アフターヌーンティーですが、ワトソンの方はアルコールのようです。
パークプラザ系になったので、あまり突飛なこともできないということなのかもしれません。
そういう意味ではスイスのマイリンゲンのホームズホテルの方がもう少し頑張ってたような・・・。
せめて、ホームズのウォーキングツアーのチラシを置くとか、聖書の代わりに「緋色の研究」を枕元に置くとか、それくらいのことはしてくれてもいいのではと思いました。
Tomo’s Comment Follow @tommasteroflife
ということで、シャーロッキアンであれば、一度ぐらいは泊まってもいいかもしれませんが、よりコアなシャーロッキアンであれば、ランガムホテル(「四つの署名」)、グロブナーホテル(「最後の事件」今はThistle Victoria)、セントパンクラスホテル(「花婿失踪事件」今はSt. Pancras Renaissance Hotel)、チャリングクロスホテル(「ブルース・パティントン設計書」)、クラリッジホテル(「最後の挨拶」、「ソア橋」)など、作品に登場したホテルに泊まってみるのもあるかと思います。
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