フィルム博物館のホームズの部屋を見た後にもう一つのホームズの部屋があるパブ「シャーロック・ホームズ」へ行ってきました。
前年の訪問時にはビールを飲んだだけでしたが、この日はランチの時間だったのでパブの二階のダイニングスペースでお昼ご飯を食べることにしました。このホームズパブは、一階がパブになっていて、二階がレストランになっています。
そして二階のレストランスペ0巣にに併設されてホームズの部屋が再現されているのです。この部屋、1951年に開催された英国フェスティバルの際に、ホームズファンがベーカー街に再現した部屋がこちらに移設され保存されています。
The Sherlock Holmesへ
立地ですがテムズ川近くのチューブ(地下鉄)の駅、エンバンクメントから少し北に向かったところにあります。
建物は「バスカヴィル家の犬」で、ヘンリー・バスカヴィル卿が英国に渡りダートムアに行く前に泊まっていたノーザンバランドホテルだったと言われている建物です。
ただし、これには諸説あり、当時ここにあったホテルはヘンリー卿が泊まるにはやや格式が高くなかったことから、別のもう少し格式高いホテルに泊まったという説もあります。
ちなみに、隣の小さな通りには、ホームズやワトソンも楽しんだらしきトルコ風呂があった名残のタイルも見ることができます。
The Sherlock Holmesパブ「シャーロック・ホームズ」のトリップアドバイザーのサイトはこちら。
シャーロックホームズパブ – The Sherlock Holmes Public House & Restaurantの口コミ – トリップアドバイザー
2階のレストランでローストビーフを堪能
まずは腹ごしらえと言うことで、二階(イギリス流の数え方では一階ですね)にあがってローストビーフを頼んでみました。
二階はこのような様子です。
壁にはホームズにちなんだものが飾ってあります。
待つことしばし、ローストビーフがやってきました。
小さなポットに入ってるのがグレービーソースです。奥に見える白いのがホースラディッシュ。グレービーの味は若干シャープさにかけるものの、ホースラディッシュをつけることでさっぱりとローストビーフが食べられます。
付け合わせは、肉の下にジャガイモと野菜が少し隠れていました。
シャーロック・ホームズ・エールというビールと一緒にいただきます。
肉の上にのっているのが、ローストビーフの付け合わせといえば、の定番、ヨークシャープディングです。
このヨークシャープディングというのは、シュークリームのシューの部分をちょっとしっかりさせた感じのものなのですが、ローストビーフの時にしか食べたことがないような気がします。こうした肉料理と合わせるもののようですね。グレービーに浸してたべるとこれはこれで美味しいものです。
ホームズの部屋を見学
食べ終わって会計の後、ホームズの部屋を眺めてみました。
ガラスの壁で覆われていて部屋の中には入れないようになっているのが残念。
レストラン側のガラス窓側からの様子。ガラスがあるので写真が撮りにくいのが難点です。
向こう側に「空き家の冒険」で活躍した(身代わりになった)ホームズの蝋人形があります。
この部屋の説明書。
横の窓から見た写真がこちら。
踊る人形の暗号を解読しようとした黒板や、暖炉とマントルピースがあります。
そして一番奥に近い扉の窓から撮ったのがこちらとなります。
ホームズの蝋人形の額のあたりに、モラン大佐に空気銃で撃たれた弾痕が確認できます。
また、ホームズがピストルで壁を撃って作ったVRの文字もあったはずですが、写真には写ってないですね。
こちらのホームズパブには何度も来たことがあるのですが、実は2階で食事をしたのはこのときが初めて。ウォーキングツアーの最後にホームズの部屋は見学したことがあるので、この部屋は見たことがあったのですが、ここでゆっくり食事をしたことはありませんでした。
Tomo’s Comment Follow @tommasteroflife
今回の滞在ではロンドンにあるホームズの部屋3つのうち2つを訪ねることが出来ました。(フィルム博物館とホームズパブ。あと一つはベーカー街のホームズ博物館です。)ここが一番歴史もあって由緒あるホームズの部屋と言えるかもしれません。
他にもスイスや神戸にもホームズの部屋がありますし、ポーツマスにもランセリン・グリーンさんの再現した部屋が再現されているかもしれません。
まだ行ったことがないホームズの部屋も多いので、いつかすべていけたらと思っています。
今回の滞在は短いながらもホームズ関連では他にマニアックな場所も行っているのですが、意外と行っていなかった定番にも行くことが出来て満足な滞在となりました。あと一つホームズ関連では、ウォーキングツアーの模様をいずれアップしたいと思っています。
ホームズゆかりの地についてはこちらでも
【ホームズゆかりの地】マイリンゲンにもあった「シャーロック・ホームズ博物館」。ホームズの部屋も再現されています。
あら、ロンドンにいらっしゃるんですね。Tomoさんの熱心なシャーロキアンっぷりを感じさせるエントリーを久々に読ませていただきました。
レストランにこんなお部屋が併設されていることにもビックリですが、神戸にもこういった部屋が存在するということに驚きました。ホームズの魅力はワールドワイドな証拠ですね。
>asさん、こんにちは。
あ、これ、8月に日本に一時帰国したときのトランジットの時のことでした。古い記事で紛らわしくてすみません。もう、ガーナにもどってます。
1泊2日という短い滞在でしたが、サッカーも見たしホームズ関連もいけたしと、充実した滞在でした。
神戸の部屋はまだ見たことがないのでいつか行ってみたいところの一つです。