グルメ漫画は数多くありますね。美味しんぼのような綜合ジャンルもあれば、ラーメンやカレー、蕎麦などに絞ったものも。
身近でいてそれで実はディープな世界が広がっている食べもの、例えば牛丼だったりアイスだったり、の話をさせたらやはりこの「めしばな刑事タチバナ」。
ついに21巻まで発売となりましたが、そのパワーは衰え知らず。本巻でも熱い牛丼やアイス談義が繰り広げられます。
箱アイス愛すべし
単行本4巻で熱いアイス語りをした「アイスの志波さん」が、捜査中に怪我を負ってしまいます。しかも怪我をしたまま放置されたことですねてしまい、お詫びに箱アイスをお見舞いとして要求し・・・・、というのがストーリー。
見舞いに行った五島刑事が、どの箱アイスにしようかタチバナ刑事と話し合っていると、箱アイスに一家言持った同僚達がやってきて、ああでもないこうもないと話が盛り上がっていきます。
アイス談義は4巻で散々したと思っていましたが、箱アイスだけとってもここまで深い世界があったとは、と毎度の事ながら驚きます。
”アイスの志波さん”の異名を持つ男が、”箱アイス”を”一つだけ”持ってこいって言ってるんだぞ。何を選ぶかで俺たちの本気度が試されて・・・・
とタチバナが熱く語ろうとすると、五島刑事が水を差します。
いやいや、さすがにそこを”独自ジャンル”って言うのは無理があるでしょ
これにたいしてタチバナがこう主張します。
箱アイスの流れは今から約10年前・・・
2005年に登場した楕円形のチョコバニラバーによってとっくに塗り変わってるんだよ
タチバナによれば、」箱アイスは”普段使い”と”プレミアム”の間に静かに広がっていた大いなる隙間を攻めた」のだそうです。言っている意味がよくわからないと思いますが、読み進めるとなんとなく分かるように・・・。
タチバナと五島刑事の会話に、この後地味キャラの桑田さんや刑事課長が加わり、見舞いの一品をどうするかの議論が続いていきますが、最後は副署長の一言で・・・・
続きは本書でお楽しみください。
箱アイス談義以外にも牛丼、天ぬきなども
本巻のメインは箱アイスですが、ボリュームとしては半分以下。
他にも、何度となく牛丼談義を繰り広げているチンピラの児玉が登場しての「牛丼ファイブイヤーズ」や、志波さんが聞き役になる「天ぬき」談義など盛りだくさん。
「天ぬき」というのは、蕎麦屋の天ぷら蕎麦から蕎麦を抜いたものですが、なぜ天(ぷら)をぬくはずなのに蕎麦がぬかれるかというのが発端になっています。
この天ぬき、ラズウェル細木さんの漫画でも何度か登場する話題ですが、蕎麦屋では普通メニューに載っていることが少なく、常連さんや通向けのメニューと思っていました。
しかし最近では立ち食い蕎麦屋でもあるらしく、ちょい飲みを始めた富士そばで食べられるのだそうです。
実は最近富士そばが”ちょい呑み”に参戦して、いくつかの店で「ふじ酒場」っていうサービスを始めてるんです。
立ち食いそばでお馴染みのかき揚げとか天ぷらをつゆにつけて出すんです。(丸山刑事談)
こちらでもレポートされてますね。
【コスパ良い贅沢】富士そばがちょい呑みサービススタート! 1000円あれば割とマジで贅沢できるぞ~!! | ロケットニュース24
こちらのページで、ビールが飲める富士そばの店舗は確認できますが、これがすべて「ふじ酒場」とイコールではないようです。
店舗のご案内|名代 富士そば(ダイタングループ)かなりコスパよさそうなので、今度試してみたいと思います。
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ということで、今回も食欲を大いに刺激されてしまいました。
ただ、本編に登場するイチョウ茶だけは、若干食欲を刺激されないので好きな人はご注意ください。
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