CATEGORY シャーロック・ホームズ

【ホームズ】「ベイジル ねずみの国のシャーロック・ホームズ」は童話だけど本格的パスティーシュとしても楽しめる

私が今住んでいる街には古本屋が2軒あります。 一軒は、駅に行く途中で比較的大きめのお店なので、ちょっとした暇があるとのぞいています。もう一軒は、駅から家に向かうのとは違うルートにあるため、休日の散歩中などに行くことが多い…

【ホームズ】シャーロッキアンの皆さんの蔵書票を紹介した本「Sherlockian BOOKPLATES」を読んで蔵書票を作りたくなった

  先日、尊敬・敬愛するシャーロッキアンの大先輩、Uさん、ことひろ坊さんのブログを読んでいたところ、こんな記事を見つけました。 (なんでこんな古い記事を見つけたかというと、時間があるとこちらのブログの昔の記事を読んでいる…

【#シャーロック劇場版】(ネタバレ有り)「バスカヴィル家の犬 シャーロック劇場版」をより楽しむために押さえておきたい正典要素

岩田剛典、ディーン・フジオカ  (C) フジテレビ (画像リンクからオフィシャルページへ)   シャーロック劇場版、もうご覧になられましたでしょうか。 私も試写会で見ていたのですが、再度劇場で鑑賞してきました。 2回目を…

【#シャーロック劇場版】シャーロッキアン向け、映画『バスカヴィル家の犬 シャーロック劇場版』試写会に参加してきました!

『バスカヴィル家の犬 シャーロック劇場版』。待ちに待った獅子雄とわかみーちゃんの復活です。 映画の封切りを楽しみにしていたところ、シャーロッキアン向けに東宝様が試写会をしてくださるという大変うれしい企画がありました。 大…

【221Books】センイチブックスでシャーロック・ホームズファンを増やすための一棚本屋さんをスタート!シーズン1(2022年6月〜)として選んだ本はこちら

221Books 〜シャーロック・ホームズファンを増やす本屋さん〜 仙川のみなさん、初めまして。センイチブックスでチラシを手に取ってくださってこちらにアクセスしてくださった方はありがとうございます。 2022年6月1日、…

【パスティーシュ】ホームズの晩年を描いた「シャーロック・ホームズ最後の解決」

ホームズの事件簿はジョン・H・ワトソン博士が書いた(一部ホームズが書くなど例外ありますが)長編4,短編56の計60の作品がオリジナルとされており「正典」などと呼ばれています。 その正典にインスパイアーされて書かれた数多く…

【#月9でシャーロック】「バスカヴィル家の犬 シャーロック劇場版」を予告と相関図から考察する

昨年半ば頃から公開が明らかになった月9シャーロックの劇場版ですが、いよいよ今年6月公開と言うことで、 「盛り上がってきたな。」(若宮) (「それ毎回言わなくていい。」(グレ))   映像やキャストなども徐々に公開されてき…

【ホームズゆかりの地】100年前のロンドンガイドブック「ベデカー・ロンドン案内」

シャーロッキアンもしくはホームジアンと呼ばれるシャーロック・ホームズを研究する人たちが世界中にいます。私もそんなホームジアンの一人を自認していますが、世界中には桁違いの情熱を持ってホームズに傾倒している人たちがたくさんい…

【ホームズ】「絶景本棚2」の発売を記念して、#シャーロッキアン絶景本棚 を企画してみました。みなさまの素敵な本棚が見れて幸せ。

日暮雅通さんと北原尚彦さんという日本を代表するシャーロッキアンお二人の本棚が見られるということで購入し、興奮しながら読んだ「絶景本棚」。   お二人のみならず、圧倒されるような本棚の写真集として大いに楽しむことができまし…

【ホームズゆかりの地】「バスカヴィル家の犬」に登場する「クーム・トレーシー(ボヴィ・トレーシー)」でティータイム

クーム・トレーシー(ボヴィ・トレーシー) 訪問日:2007年9月6日   「バスカヴィル家の犬」の舞台となったダートムアに行ったことは、こちらで紹介しました。   上記のポストでも書いていますが、このときはダートムアを目…

【ホームズ】平山雄一さんの「シャーロック・ホームズ研究1」はホームズ研究に興味を持った人にお薦め。

平山雄一さんは、私も所属している日本シャーロック・ホームズ・クラブ(JSHC)の大先輩会員かつ、まだ日本人では数少ないベーカー・ストリート・イレギュラーズ(BSI)の会員でもある、日本有数のシャーロッキアン。 そんな平山…

【ホームズ地理学】このガイドがあればホームズゆかりの地を網羅できる?「ホームズのヴィクトリア朝ロンドン案内」

一年間ロンドンに住んでいたときに、ホームズゆかりの地をともかく回りまくるということをやっていました。 200カ所ぐらいになるでしょうか。 当時は単に出てきたところに行ってみて写真を撮るだけでしたが、その後、もう少しつきつ…

【ホームズ地理学】マニアックな2つの領域が交わる愉しみ。「シャーロック・ホームズの鉄道学」はマニア必読。

英国は鉄道発祥の地で、ホームズが活躍した19世紀後半に鉄道網整備の絶頂期を迎えました。ホームズ物語でも鉄道を使うシーンが頻繁に登場しています。    例えばストランド誌にホームズの短編が掲載されたときに挿絵を描いたSyd…

【ホームズ】シャーロッキアンへの入り口になった思い出の本。「シャーロック・ホームズ17の愉しみ」

こちらは1967年までに発表された、著名シャーロッキアン達のアンソロジー。ホームズに関するパロディ、研究、エッセイなど短編を17編収録したシャーロッキアン必読の一冊です。   本格的ホームズ研究との出会い この本は、十数…

【ホームズゆかりの地】乗り継ぎの短時間でもまわれる「ロンドン駆け足ホームズツアー」

2011年にアフリカのガーナで働くことになったのですが、2年間の予定で日本からガーナに向かったのですが、そのときの経由地がロンドンでした。 ロンドンで一泊して乗り継ぎだったのですが、せっかくロンドンに来たら、ただホテルで…

【ホームズ】あの警部が主人公のパスティーシュ「レストレード警部と3人のホームズ」

  私にとっての第一次ホーメジアン(シャーロッキアンのことです)時代に購入した本を読み返してみました。 第一次ホーメジアン時代というのは、ホームズ作品60編を読み終わって、小林・東山著の一連のホームズ研究書を読んで、ホー…

【#月9でシャーロック】最終回は乗員が行方不明のあの事件。月9「シャーロック」第十一話をシャーロッキアン的に見てみる

ディーン・フジオカ (C) フジテレビ (画像クリックで公式へ) さあ、いよいよ最終回の「シャーロック」。 1時間半の拡張版と言うことで、めまぐるしい展開が続き、最後には守谷も登場。とはいえ、それですべて解決したかという…