仙川に引っ越してきて丸4年とちょっとになりました。
社会人になってから、外国も含めて9カ所目の住処となります。ずっと賃貸だったのですが、ついに持ち家になったので、今後数年外国に行ったりはあるかもしれませんが、きっと長く暮らすことになると思っています。
そんな仙川なので、お気に入りのレストランを作りたくてあちこち行ってますが、リピートするよりは新しい店に行きたいという状態が続いているので、常連になれるほど頻繁に行っているお店はない状態です。
お店を選ぶ上で、特に新規オープン店で行ってみたい店を見つけるときに参考になるのが調布経済新聞。
今回のお店も調布経済新聞で紹介されてから行きたいと思っていたお店でした。
2020年2月オープンの『信悦』
信悦を初めて知ったのはこちらの記事でした。
同じ通りのちょっと南にお気に入りの中華料理『広味坊』があるので、気にはなっていたのですが、中華を食べたいときはついつい『広味坊』の方に行ってしまっていました。
仙川界隈はいわゆる町中華的なお店もなくはないのですが、ちょっと本格的な中華料理屋さんも何店かあって、チョイスに悩みます。
そんな中でも行く頻度が高かったのが『広味坊』だったので、そのすぐ近くだったということもあり、なかなか訪問の機会がありませんでした。
しかし、やはり気になっていたこともありコロナも落ち着いたこのタイミングで行ってみることに。
場所はこちらとなります。
この通りは安藤忠雄設計のビルが多くあって、安藤ストリートと呼ばれています。
信悦の入っているビルが安藤忠雄設計なのかは分からないのですが、コンクリ打ちっぱなしの外観は都会的な雰囲気。
内装も中華中華(私のイメージの中華は赤が基調でちょっとごてっとした装飾・・・)してなくて、シンプルな作りとなっていました。
この日はお昼の訪問。ランチコースも魅力的ではあったのですが、それほどおなかもすいてなかったのでシンプルにランチメニューをいただきました。。
よだれ鶏のランチをチョイス
初訪問ということもあり、人気メニューのトップに書いてあるよだれ鶏をチョイス。調布経済新聞でも看板メニューとして紹介されていました。
信悦は四川と広東を中心とのことでしたが、よだれ鶏は四川料理の代表的な料理でもあります。
脱線しますが、中国はこれまで何度か行ったことがあるのですが、北京、香港、上海と、4大料理のうち三つはいっているものの、四川だけ行ったことがありません。
中国好きな源泉が「三國志」なため、やはり劉備や孔明の活躍した巴蜀の地に行きたいと、人生初海外は成都を計画していたのですが、事情があって取りやめになって以来行けてなくて、人生の宿題となっています。
そんな原体験もあってか、そして辛い物好きもあってか、四川料理にはひとかたならぬ思い入れもあったりします。
と、脱線は置いておいて、よだれ鶏を待つ間にビールなどをいただいてみたり。
中華料理に合わせるお酒というと、日本では紹興酒がポピュラーですが、紹興酒はどちらかというとやや南のお酒で、北の方では白酒というもう少し度数が高いお酒が多く飲まれています。
私も北京で白酒で乾杯(文字通り杯を乾かす=一気飲み)をしてたくさん飲んだのですが、あまり料理に合わせるお酒という感じではなかったように思います。
紹興酒も、特徴のある味と香りなので、中華料理全般に合うかというとやや微妙。
そんなこともありついつい手軽にビールを飲んでしまうのですが、これも必ずしもベストチョイスなのかはやや疑問なしとはしないという感じです。
四川の人がどんなお酒を料理に合わせているのかとても興味深いところです。
そして待っているとランチセットが到着。
白飯に卵スープに漬物、よだれ鶏と、まさに日本の定食スタイル。
卵スープは優しい味ですし、白米も普通に日本のお米です。
そんな中異彩を放つのがよだれ鶏。
まず見た目が美しい。
全体的な食材のバランス、鶏肉の白とタレの赤のコントラストにネギの緑、赤いタレに浮かぶごまの白など、つやつやした輝きもあって、美しいというのが第一印象。
早速味わってみると、辛みと香り、鶏の鶏らしいおいしさ、ビーナッツのアクセントとメリハリのきいたおいしさでした。
味が濃いめですが、その分白米と合いますし、合間に食べる漬物や卵スープも絶妙のバランスとなっていました。
これだけでも十分満足だったのですが、別に頼んでいた点心セットもなかなかのもの。
ランチのおかず一品だと寂しいと思ったら追加するとよいと思います。
点心をたくさん頼んで、飲茶的に楽しむというのにもよいお店かもしれません。
Tomo’s Comment Follow @tommasteroflife
ということで、初めて行った信悦でしたが、ランチは味も本格的で大満足。次はじっくりと夜に行ってみたいと思います。
中華食べたいときに、選択肢が増えてしまってとても迷うことになりそうです。
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