【旅食】長瀞に日帰り旅行。わらじかつ丼を食べて温泉も楽しめてよい一日旅になりました

今年は年初にカンボジアに出張して以来、新型コロナウィルスの影響でまったく旅行と縁遠い年となってしまいました。海外に一回しかいってないのって社会人になって初めてかもしれません。
新型コロナウイルスも終息はしていないものの、東京もGo toトラベルの対象になったこともありますし、そろそろ旅行に行きたい気分になってきました。
東京から日帰りで行けるところと言うことで、秩父に行ってみることにしました。
目次
秩父鉄道に乗って長瀞へ
都内から秩父方面への行き方はいくつかありますが、池袋から東武線に乗るか、JRで熊谷までいくのが一般的かもしれません。
今回は行きは熊谷経由を選択。
秩父鉄道ですが、途中での乗り降りをするのであれば、その都度切符を買うよりはこちらのフリー切符を買うのがお得になります。

熊谷駅のホームには雰囲気のあるベンチもあり、なんとなくレトロな気持ちになります。

秩父鉄道はデザインがいろいろ。
今回乗ったのは古代の海のデザインでした。

中も生き物の解説がたくさんありました。古代の生き物にも限らないみたいですが、どういうコンセプトなのでしょうか。秩父に昔いた生き物と今いる生き物かな。
長瀞に到着
熊谷から長瀞までは46分ほど。途中の景色なども楽しみながらなので、あっという間でした。

無事に帰るということで、カエルとブーメランがまつってあります。ちょっとシュール。

ここからは長瀞の川辺までは歩いて5分ほど。
途中にはお土産屋さんの並ぶ小さな商店街があります。
まだ来たばかりで荷物になるのもと思いつつ、あっという間になくなりそうだったので、こちらでおそばと栗を購入。その日に採った栗だそう。おそばも後日食べましたが香りの良い蕎麦でした。

そして長瀞へ。

川下りの筏の発着所があり、上流からはゴムボートの人たちがいきかいます。
長瀞と言えばこの岩場が特徴。
岩畳というだけあって、平らな岩が層になって河原を覆っています。

たしか小学生の時に遠足できたことがあったと記憶しており、うん十年ぶりの再訪なのですが、記憶ではもっと広大な岩畳を想像していました。しかし、大人になっていくと記憶ほどではないものですね。もちろん見応えはあるのでがっかりすることはないのですが。
今回は休日ということもあり川下りはお客さんが一杯なので、山登りをすることに。
山道を登って寳登山神社奥宮へ
長瀞からはいくつかのウォーキングコースやハイキングコースがあるのですが、今回はこの後秩父に行く予定もあり、最も近そうな宝登山へ。ロープウェイもありますが、行きは歩いて行くことにしました。
長瀞の駅から歩いて40〜50分くらいでしょうか。緩やかな山道を登っていきます。

頂上近くになるとロープウェイの駅があり、そこから少し登ると寳登山神社奥宮に到着。

狛犬がなぜかとてもかわいらしかったです。


頂上まで行ってみましたが、特にこれといったものもなく山頂の看板があるだけでした。
帰りは時間もなかったのでロープウェイにて戻ります。


長瀞が一望できますので、行きか帰りはロープウェイに乗るのもお薦めです。
「寳 ‐TERAS‐」で名物わらじカツ丼を堪能
ロープウェイを降りて、お昼は少し過ぎていたのですが、秩父名物を食べにレストランへ。

行ったのはTerasというお店。
お昼の時間帯はかなり過ぎていたのですが、お客さんがかなりウェイティングになっていて入るまでに少し待ち時間がありました。
外国からのお客さんも結構来ていましたね。外国人の観光客の人たちも長瀞に来てわらじカツ丼食べるというのはかなりリサーチしてきているんでしょうね。
中は広くてかなりの人数が入れますが、もちろん満席。今回通してもらったのはソファー席でした。
同じく秩父名物ということで豚みそとも迷ったのですが、やはりカツ好きとしてはここはわらじ丼をチョイス。
メニューを見ると、わらじ丼にこれも秩父名物のしゃくし菜漬け、みそポテト、みそ田楽をセットにした「お宝ランチ」というセットがありますので、もちろんこちらを選択。(わらじ丼に換えて豚みそにすることも可能)
まつことしばし。「お宝ランチ」が到着です。

大きなカツが2枚のった迫力のカツ丼。

草鞋だから二足ということで、二枚のってるのでしょうか。
さすがに本物の草鞋並の大きさとはいきませんが、大きなカツが二枚なのでボリューム感は十分。おなかいっぱいになりました。
そして秩父名物のセットもついています。

みそポテトもどこかで食べなくちゃと思っていたのですが、さすがにカツ丼とフルサイズのみそポテトだと食べ過ぎな気がしていましたので、こうして小ポーションでいただけるのはありがたいです。
映像でもお楽しみください。
食べ終わると、午後3時ぐらい。
ここから秩父電鉄に乗って、おはなばたけ駅へ向かいます。
お目当ては温泉。
秩父駅からはたくさんの温泉に行けるのですが、今回は電車旅なので、遠くに行くには路線バスか温泉の送迎バスを利用する必要がありました。いろいろと調べたのですが、時間的にちょうどいい移動手段がなかったので、西武線秩父駅隣接の「祭りの湯」へ。
秩父鉄道からはおはなばたけ駅でおりてちょっとだけ歩きます。
温泉なので写真はないのですが、公式の動画がありますので、こちらで雰囲気を感じていただければ。
たいした山登りもしていないのですが、汗を流すにはいいですね。
Tomo’s Comment Follow @tommasteroflife
東京近郊の日帰り旅と言うことで長瀞を紹介いたしました。
秩父鉄道の移動も風情がありますし、長瀞の岩畳も絶景ですし、ちょっとしたハイキングコースも楽しめ、秩父名物グルメに温泉とかなりもりだくたんな内容。
朝少し早く出れば、一日で大満足の日帰り旅行となると思います。
一泊できるのであれば、秩父駅近郊に温泉宿もたくさんありますのでゆっくりするのもよさそうです。
コロナでなかなか遠くに行く気になれなかったのですが、かえって近場のいいところを発掘できそうな気がしてきました。
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【ガジェット】ノイキャン性能がすばらしい!Bose Noise Cancelling Headphones 700

久しぶりにヘッドフォンを購入しました!
音楽鑑賞というよりは、トラベルグッズ的な側面からのチョイスで、購入したのはBose Noise Cancelling Headphones 700。
Boseの最新のノイズキャンセリングヘッドフォンとなります。久々のヘッドフォン購入と言うことでワクワクしています。
目次
ヘッドフォン、イヤフォン遍歴
オーディオマニアではないので、元々それほど音質にこだわったヘッドフォン・イヤフォンライフを送ってきたわけではありません。
昔はあまりお金をかけたいという気持ちもなく適当に選んでいたと思います。
そんな私がちょっといいヘッドフォンを買おうと思ったのが、BoseのQuiet Comfortシリーズ。
シリーズの最初のヘッドフォンが発売になったのが2000年。周りの音がかき消されるというところに、ガジェット好き心が刺激されました。
2002年にワシントンDCでの仕事を始めたのですが、家具付きではない部屋に入ったので、机からパソコンからあれこれ購入して書斎を作成しました。
その時、自宅でしっかり集中して仕事関連の文書や趣味の本を読みたいと思ったときに思い出したのがQuiet Comfort。思い切って購入して、その後は家や移動の時に使って愉しんでいました。
ノイズキャンセリング機能についてはそれなりに感動するぐらいではあり、特に飛行機や電車の移動の際にはその性能を発揮してくれました。ただまあ期待していたほどの静寂とはいかず、ホワイトノイズもちょっと気になりました。
初代モデルは電池を納める部分がかなり大きくて、ベルトにとめて使う仕様だったので、やや邪魔くさい感じ。
あと、ヘッドフォンだと寝るときには仰向けに寝るしかなく、寝返りを打つとヘッドフォンが邪魔になるので、飛行機の中で能動的に何かを聞くにはいいのですが、睡眠時には向かないと思っていました。
そんなこともあってか、ヘッドフォンからだんだんイヤフォンを使うようになってきて、Boseのこんなイヤフォンも購入して最近までバリバリ使っていました。
残念ながら、ケーブルがやや断線気味になってきたので、最近はワイヤレスイヤフォンがメインです。
今回、18年ぶりにヘッドフォンを購入してみようと思ったのは、初代QCを購入したときの動機と似ていますがノイズキャンセリングが最強との話を聞いて。
最近、在宅勤務で家にいることが多いのですが、もともと静かな地域で気に入っていたのが、最近近所で家の取り壊しや建築が何軒か始まってすごくうるさいのです。通勤していたら日中のことなので気にならないのですが、在宅だとかなり気になって仕事に集中しづらくなります。
そんなこともあって、ノイズキャンセリング性能が高い製品がほしかったのです。
Noise Cancelling Headphones 700
SONYのヘッドフォンの評判も良かったのですが、Bose好きなこともあり、昨年発売にこちらに興味がありました。
Quiet Comfortシリーズも別にあって、こちらより安いのですが、現在最新のこちらの方が評判はかなり高いので悩みました。
しかし、ノイズキャンセリング性能を重視したかったので結局こちらを選択。値段が少し落ち着いて、瞬間的に安くなっていたので購入してしまいました。
デザインの評判も良かったのですが、まず箱からしてかなりスタイリッシュ。

箱を開けるとケースが登場。

初代QCのケースはヘッドフォンをそのまま、折りたたんだりせずに収納していたのでかなり厚みもあって、実はとりまわしに苦労しました。機内持ち込みレベルの手荷物だと中に入らないので、こまっていました。
この薄さならぎりぎり鞄に入る感じです。
ケースを開けるとヘッドフォンがおさまっています。

最近のヘッドフォンはボタン操作だけではなくタッチセンサー操作もできるということで、中に入っている髪にも解説が書かれていました。
右ヘッドフォンの前半分がタッチセンサー。ここをタップするとオンオフ、上下にスワイプで音量調整、前後だとトラック操作。他にもありますが、この辺の基本操作はよく使うものなので、使いやすさが重要。
どっちが右でどっちが左か迷って、どこかにRかLが書かれていると思って探してしまいましたが、答えは耳当ての中。

付属品は二本のケーブル。充電ケーブルはUSB-C。そして有線で音源につなぐためのケーブル。

昔着いてきた、機内用のプラグ2本を変換するアダブターはついていませんので、別途購入しました。
安いので予備含めて二つ購入。
ついで家電量販店のポイントがたまってたので、こんなものも購入。
これまでワイヤレスイヤフォンを機内エンタテイメントを見るときに使えず、iPadで映像を愉しむか、機内のプログラムを見たいときは機内備え付けのものをつかうなど、やや不便でした。今回購入したBose Noise Cancelling 700は、有線でもつなげるので、必ずしもないとこまるわけではないのですが、まあ機内でもワイヤレスで使えるのでよしとします。
電池の持ちも最大20時間と長いのがありがたいところ。20時間あれば、飛行機での移動はまったく問題ないレベル。南米やアフリカに行くときでも、途中で飛行場の待ち時間で充電すればいいので大丈夫。というか、充電はUSBからなので、機内で充電というのもありですが、さすがに20時間乗りっぱなしのフライトというのはなさそう。
ノイズキャンセリングの性能
購入したら、まずはBose Musicというアプリをダウンロードする必要があります。ここからBluetoothの設定などが行えます。
いまいち直感的に構造が把握できず、いろいろもたつきますが、まあ使えるかなと言う感じ。Boseは製品はスタイリッシュなんですが、アプリは機能性がいまいちな気が。
ちなみにマニュアルは同梱されていません。冊子が入っているのですが、アプリのダウンロードの案内とスイッチの入れ方の2ページだけ。これが多言語で書かれているだけです。
マニュアルについてはこちらのBoseのサイトで見ることができます。
操作についてはこの動画が参考になりました。
ヘッドフォンをMacにつないで実際に使ってみましたが、ノイキャン性能は評判通り。イヤフォンの方が物理的に耳を塞いでくれるので、ノイキャンもイヤフォンの方がいいだろうと漠然と思っていましたが、イヤーカップがぴったりとフィットしてくれたので、外音が入ると言うこともありません。そしてノイズキャンセリングの性能自体もかなり進化している印象です。
ノイズキャンセリングの強さも、1から10まであり、このうち3つのレベルをセットすることで、簡単に切り替えができます。
操作は右のイヤーカップの前部にタッチセンサーがついていて曲のスタート、ストップ、音量の調節や聴いてる曲のスキップや前に戻したりといったことができます。物理ボタンもついていて、電源などは物理ボタンに割り振られています。左についているボタンはノイズキャンセリングの強さの切り替えができますが、長押しでノイズキャンセリングから外音が聞こえるように一発で切り替えてくれる便利なもの。急に話しかけられたり、機内・車内アナウンスを聞きたいときなどに使えそうです。
音質については、私は気にならないのですが、オーディオ好きの人には賛否両論あるようです。家ではもっぱらBoseのスピーカーしか使ってないので気にならないのかもしれません。
Sonyとの比較も含め、こちらが分かりやすく解説されています。
そして最後にデザインなのですが、これまでのQuiet Comfortのヘッドフォンと比べてもかなりスタイリッシュ。特にイヤーカップのあたりのデザインが洗練されていて格好いいですね。
いろいろと考えられたデザインになってることが、こちらの動画からも分かります。
この動画で触れられているのですが、マイクが8個内蔵されていて、これによって通話しているときに、周囲がうるさくても自分の声がよりクリアに相手に聞こえるとのこと。オンライン会議など増えていますが、周りがうるさいときでも会話に集中できそうです。
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家で使って愉しんでいるのですが、買った途端になぜか近所の工事はストップしてあまりうるさい場面がなくなってしまいました。それでも、なにも音楽をかけずに使っているだけでも非常に静かなので、仕事に集中できます。
音楽をかけてもかなり小さな音量でもよく聞き取れるので音楽に集中できるような。
おそらく飛行機の中など、これまで以上の快適さが得られるものと期待しているのですが、折からの新型コロナウイルスにより、海外出張については1月にいったカンボジア以来、延期となってしまっています。
飛行機に乗る準備は万端なので、また早く海外を飛び回れるようになることを祈るばかりです。
Boseについてはこちらでも
【ガジェット】機内での消音機能が快適すぎる!Bose QuietComfort 20は海外旅行に必携
【ホームシアター】BoseのスピーカーとEpsonのプロジェクターでホームシアターを構築。サッカーや映画、テレビを楽しんでいます。
【イヤホン】半年ほど使っていたAir PodsからBose SOUNDSPORT FREE WIRELESS HEADPHONESに変えました
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【料理道具】パスタマシンで生地の端が黒ずんでしまっていた問題を解消するため分解して掃除してみた。

昔から料理が好きで、いろんな道具を揃えるのも大好きです。
最近でこそ、限りあるスペースを意識して、よほど気に入るか、普段使いしたいと思わない限りは買わないようにしているのですが、昔は、ちょっとでもほしいと思ったら購入してしまっていました。
ましてや、外国に行ったときなどは、日本では手に入らないと思うと余計にほしくなってしまいます。
おそらく2回目に行ったイタリア。イタリアのカルチョに魅せられ、料理を愛していた私は、イタリアに行けたことに舞い上がって、あれこれと調理道具を買い込んで、バッグにつめて重い荷物を担いで日本に帰ってきていました。
そのときの戦利品の1つがこちらのパスタマシン。
目次
インペリアSP150というパスタマシン
パスタを手作りしたいというのはこちらの本を読んでいたときから思っていたこと。
イタリア大好きだった私は、当時NHK教育テレビのイタリア語講座に出ていた、まだチョイ悪オヤジにになる前のジローラモさんが大好きで、著書も購入していました。
その後20年以上愛読して、レシピを参考にしていたのがこちらの本でした。
この本の中にパスタの作り方が書いてあったのですが、とても簡単に思え、自分でも作ってみようと思いました。
道具がなくても、こねて、のばして、包丁で切ったってパスタはできるのですが、やはり調理道具好きとしては、パスタマシンがほしくて仕方がありませんでした。
そんなときに行ったイタリア。ナイフとフォーク、グラスのような細々したものから、エスプレッソマシーン、ラビオリを作る型などイタリアンなものまで、見るものすべてがほしくなってしまいあちこちで買い物をしていました。ローマとナポリに行っていた時でした。
そしてお目当てのパスタマシーンも無事に購入。
それがImperia社のSP150というもの。
おそらくオーソドックスなパスタマシーンで、生地を厚さを変えてのばす部分と、取り外しができて細麺と太麺に切ってくれるカッターの機能がありました。
パスタマシンの困った問題
イタリアで購入したパスタマシンがうれしくて、自宅で人を呼んでパスタを作ったり、自分でもいろいろなレシピで試してみたりとパスタ作りに明け暮れてたのですが、いつの頃からか、生地をのばすローラーの端の方に触れた生地が黒く汚れてしまう現象が発生してくるように。
おそらく機械油が黒ずんでローラー部分までしみ出してしまっていると思われました。
パスタマシンはさびてしまうため、水洗いは厳禁。
ということで、解決方法はひたすら捨て生地を端の方でのばして、いつか黒くならないようにしていく、ということしかなく、何十回、何百回とやってみたのですが、黒くならないようになるには至らず。
その後、海外赴任などもあって、徐々に使用頻度が減って行ってしまいました。
ステイホームの機会に
長らく黒ずみ問題で使用頻度が減っていたパスタマシーンですが、新型コロナウイルスのせいで、家にいる機会が増えたこともあり、本格的に改善してみようと思い立ちました。
当初は、ネットを探れば解体画像や動画があるものだと思っていましたが、思いのほか少なく、限られた情報を基に分解してみることにしました。
SP150の分解と組み立て
限られた画像とインストラクションに寄れば、まずは側面の板をはずすとのこと。

まずはここ。
ネジが一つありますので、これを外すと側面版が簡単にはずれます。

反対側も簡単に外れるという記載があったのですが、これが難物でした。

この生地の厚さを調節するメモリのところについているネジを外せば簡単にこちら側も外れると思っていましたが、これがまったくはずれる気配がありません。
下から固定されているのかと思いましたので、今度は底板を外してみます。

このネジを四つ外すと底の部分は簡単に外すことができました。

これで厚さ調節側の側面版も外れると思ったのですが、簡単に外れず、中がどうなっているか分からなかったので、外すのを断念。
その後、はずれない側面とは反対側の部分を解体してみます。
その前にカバー類を外しておきます。こういった中が見えないようにするための板の部分。

ナットを緩めると簡単に外せました。
そしてナットを完全に取り去ると、こちら側の部品が完全に取り外せるようになります。
ローラーの片方はこちら側にくっついています。
ということで、ここまでバラバラになりました。

このローラー部とその根元のカバーは外せますので、布でローラーの端になる部分を中心に拭いて清掃していきます。錆びるので水洗いができませんので、布で磨き上げていきます。
そしてローラーのこちらから見て根元部分にあるカバーを取ると歯車があるのですが、ここが最も汚れが激しい部分でした。たぶん黒ずみの原因もここ。

ここも取り外して、布で磨いていきました。
おそらくここからしみ出した黒ずんだ機械油が生地に着色していたのだと思います。
再度、機械油をさすこともことも考えましたが、それほど摩耗するような使い方もしないと思い今回は特に油は使いませんでした。ただ錆びると思いますので、完全には拭ききらないで少し油が残る程度に。
関連する部品をすべて拭き上げると、今度は組み上げて元に戻す作業となります。
あ、ここで注意点なのですが、いろいろな部品がとても薄くて鋭くなっていたりします。磨いたり触ったりしていると、うっかりと指先を切ってしまうことになりますので、注意してください。
私も知らぬ間に、両手の親指の先に小さな切り傷をこさえてしまいました。
元に戻すのに一苦労
なんでもそうですが、分解する作業はネジを外していくだけなので、とっても簡単です。
写真撮りながら、組み立てるときに間違わないようにしていたので、円滑に元に戻るはずでした。
しかし、これがかなり苦労する羽目に。
まず、向こう側からにょきにょき出てきているシャフト類がまったく固定されてないので、こちら側の部品をあてがって、歯車が回るように差し込んで、他の棒も固定していくというのが難しく、しかも、ナットで固定するネジを切ってある棒が、向こう側に落ち込んでしまっていて、引っ張り出して固定してナットをつけるのが非常に手間取ります。しかもそれが3カ所。
さらに言うと、ローラーの出口部分でローラーに生地がくっつかず、下に落とすためにスクレーパーが着いているのですが、これをぴったりとローラーにくっつけた位置で固定するのがこれまた一苦労。固定する棒もあるのですが、上手い位置にスクレーパーを設置してこの棒で固定するというのもまたかなりの困難でした。

そして苦闘すること1時間ほどして、やっと元の通りに組み上がりました。

いやー、思ったよりも苦労しましたね。
組み立てて終わりでは物足りないので、さっそくパスタを作ってみることにしました。
いろんな小麦を混ぜたパスタ
とはいえ、突発的に清掃作業を始めたため、パスタを作るのに重要な強力粉を切らしていました。
仕方ないので、薄力粉、全粒粉、もち小麦という我が家にある粉をいろいろ混ぜて作ることに。
手ごねでもいいのですが、最初の部分で楽するためにミキサーを使います。

材料をセットして、ミキサーにかけ、生地がある程度固まったら取り出します。
この後のプロセスの写真を撮り忘れてしまった(というか手がベタベタでその余裕がなかった)のですが、行程としては、生地を薄くのばすローラーにかけて、折りたたんでまたローラーにかけてという作業を何度も繰り返すと、次第に生地がなめらかになってきます。
今回は全粒粉も入れたためか、やや生地の粘りが少なく、ローラーの作業を何度も繰り返しました。
厚いローラーから次第に薄くしていき、好みの薄さまで伸ばしたら、カッターを取り付けて切って麺状にしていきます。
今回はフェットチーネの太さにしてみました。
このパスタを鍋でゆでるのですが、乾麺と違ってゆで時間が短くなります。乾麺のようにパッケージにおおよそのゆで時間が書いてあるわけではないので、ゆで具合を見ながら調整する必要があります。
それと、生麺の場合、ゆで時間が短いのに加え、元々水分をある程度含んでいるため、ゆで湯の塩分を吸いにくくなります。乾麺よりも茹で湯の塩分濃度を上げるか、ソースの方の味を少し濃くしていく必要があるようです。
パスタソースですが、テレビ東京「男子ごはん」で、国分太一君が作っていたアヒージョを前日に作っていたため、その残りのソースというかオイルがありました。
アヒージョはこんな感じ。

太一君は鳥のつくねを使っていたのですが、砂肝に変えています。モッツァレラチーズを最後に入れるのがポイント。
この残りソースにいろいろなものの味が出ていますので、これをパスタに絡めるだけにしてみました。
そしてできあがりがこちら。

アヒージョのオイルにつかったタイムとローズマリーがしっかりと香ってきて、鳥のおいしさも出て、美味しくいただけました。
パスタも、全粒粉が入っているため、ちょっとぼそぼそ感はあるものの、手打ちだけあってもちもちした食感になっていました。
生地の段階では、ゆでたらバラバラになりやしないか心配してましたが、うまいことできていたと思います。
Tomo’s Comment Follow @tommasteroflife
家で時間があったので、ふと思い立ち実行してみたパスタマシンの分解・清掃。
予想外に時間を使い、そして切り傷も作りながら奮闘した甲斐があって、無事に美味しいパスタが作れるようになりました。(まあ、黒ずみも味にはあまり影響なかったのですが、見てくれ的に・・・)
乾麺も手軽で美味しいのですが、せっかくきれいにしたパスタマシンなので、今後はちょくちょく手打ちパスタ作りも復活していきたいと思います。
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【料理道具】パスタマシンで生地の端が黒ずんでしまっていた問題を解消するため分解して掃除してみた。

昔から料理が好きで、いろんな道具を揃えるのも大好きです。
最近でこそ、限りあるスペースを意識して、よほど気に入るか、普段使いしたいと思わない限りは買わないようにしているのですが、昔は、ちょっとでもほしいと思ったら購入してしまっていました。
ましてや、外国に行ったときなどは、日本では手に入らないと思うと余計にほしくなってしまいます。
おそらく2回目に行ったイタリア。イタリアのカルチョに魅せられ、料理を愛していた私は、イタリアに行けたことに舞い上がって、あれこれと調理道具を買い込んで、バッグにつめて重い荷物を担いで日本に帰ってきていました。
そのときの戦利品の1つがこちらのパスタマシン。
目次
インペリアSP150というパスタマシン
パスタを手作りしたいというのはこちらの本を読んでいたときから思っていたこと。
イタリア大好きだった私は、当時NHK教育テレビのイタリア語講座に出ていた、まだチョイ悪オヤジにになる前のジローラモさんが大好きで、著書も購入していました。
その後20年以上愛読して、レシピを参考にしていたのがこちらの本でした。
この本の中にパスタの作り方が書いてあったのですが、とても簡単に思え、自分でも作ってみようと思いました。
道具がなくても、こねて、のばして、包丁で切ったってパスタはできるのですが、やはり調理道具好きとしては、パスタマシンがほしくて仕方がありませんでした。
そんなときに行ったイタリア。ナイフとフォーク、グラスのような細々したものから、エスプレッソマシーン、ラビオリを作る型などイタリアンなものまで、見るものすべてがほしくなってしまいあちこちで買い物をしていました。ローマとナポリに行っていた時でした。
そしてお目当てのパスタマシーンも無事に購入。
それがImperia社のSP150というもの。
おそらくオーソドックスなパスタマシーンで、生地を厚さを変えてのばす部分と、取り外しができて細麺と太麺に切ってくれるカッターの機能がありました。
パスタマシンの困った問題
イタリアで購入したパスタマシンがうれしくて、自宅で人を呼んでパスタを作ったり、自分でもいろいろなレシピで試してみたりとパスタ作りに明け暮れてたのですが、いつの頃からか、生地をのばすローラーの端の方に触れた生地が黒く汚れてしまう現象が発生してくるように。
おそらく機械油が黒ずんでローラー部分までしみ出してしまっていると思われました。
パスタマシンはさびてしまうため、水洗いは厳禁。
ということで、解決方法はひたすら捨て生地を端の方でのばして、いつか黒くならないようにしていく、ということしかなく、何十回、何百回とやってみたのですが、黒くならないようになるには至らず。
その後、海外赴任などもあって、徐々に使用頻度が減って行ってしまいました。
ステイホームの機会に
長らく黒ずみ問題で使用頻度が減っていたパスタマシーンですが、新型コロナウイルスのせいで、家にいる機会が増えたこともあり、本格的に改善してみようと思い立ちました。
当初は、ネットを探れば解体画像や動画があるものだと思っていましたが、思いのほか少なく、限られた情報を基に分解してみることにしました。
SP150の分解と組み立て
限られた画像とインストラクションに寄れば、まずは側面の板をはずすとのこと。

まずはここ。
ネジが一つありますので、これを外すと側面版が簡単にはずれます。

反対側も簡単に外れるという記載があったのですが、これが難物でした。

この生地の厚さを調節するメモリのところについているネジを外せば簡単にこちら側も外れると思っていましたが、これがまったくはずれる気配がありません。
下から固定されているのかと思いましたので、今度は底板を外してみます。

このネジを四つ外すと底の部分は簡単に外すことができました。

これで厚さ調節側の側面版も外れると思ったのですが、簡単に外れず、中がどうなっているか分からなかったので、外すのを断念。
その後、はずれない側面とは反対側の部分を解体してみます。
その前にカバー類を外しておきます。こういった中が見えないようにするための板の部分。

ナットを緩めると簡単に外せました。
そしてナットを完全に取り去ると、こちら側の部品が完全に取り外せるようになります。
ローラーの片方はこちら側にくっついています。
ということで、ここまでバラバラになりました。

このローラー部とその根元のカバーは外せますので、布でローラーの端になる部分を中心に拭いて清掃していきます。錆びるので水洗いができませんので、布で磨き上げていきます。
そしてローラーのこちらから見て根元部分にあるカバーを取ると歯車があるのですが、ここが最も汚れが激しい部分でした。たぶん黒ずみの原因もここ。

ここも取り外して、布で磨いていきました。
おそらくここからしみ出した黒ずんだ機械油が生地に着色していたのだと思います。
再度、機械油をさすこともことも考えましたが、それほど摩耗するような使い方もしないと思い今回は特に油は使いませんでした。ただ錆びると思いますので、完全には拭ききらないで少し油が残る程度に。
関連する部品をすべて拭き上げると、今度は組み上げて元に戻す作業となります。
あ、ここで注意点なのですが、いろいろな部品がとても薄くて鋭くなっていたりします。磨いたり触ったりしていると、うっかりと指先を切ってしまうことになりますので、注意してください。
私も知らぬ間に、両手の親指の先に小さな切り傷をこさえてしまいました。
元に戻すのに一苦労
なんでもそうですが、分解する作業はネジを外していくだけなので、とっても簡単です。
写真撮りながら、組み立てるときに間違わないようにしていたので、円滑に元に戻るはずでした。
しかし、これがかなり苦労する羽目に。
まず、向こう側からにょきにょき出てきているシャフト類がまったく固定されてないので、こちら側の部品をあてがって、歯車が回るように差し込んで、他の棒も固定していくというのが難しく、しかも、ナットで固定するネジを切ってある棒が、向こう側に落ち込んでしまっていて、引っ張り出して固定してナットをつけるのが非常に手間取ります。しかもそれが3カ所。
さらに言うと、ローラーの出口部分でローラーに生地がくっつかず、下に落とすためにスクレーパーが着いているのですが、これをぴったりとローラーにくっつけた位置で固定するのがこれまた一苦労。固定する棒もあるのですが、上手い位置にスクレーパーを設置してこの棒で固定するというのもまたかなりの困難でした。

そして苦闘すること1時間ほどして、やっと元の通りに組み上がりました。

いやー、思ったよりも苦労しましたね。
組み立てて終わりでは物足りないので、さっそくパスタを作ってみることにしました。
いろんな小麦を混ぜたパスタ
とはいえ、突発的に清掃作業を始めたため、パスタを作るのに重要な強力粉を切らしていました。
仕方ないので、薄力粉、全粒粉、もち小麦という我が家にある粉をいろいろ混ぜて作ることに。
手ごねでもいいのですが、最初の部分で楽するためにミキサーを使います。

材料をセットして、ミキサーにかけ、生地がある程度固まったら取り出します。
この後のプロセスの写真を撮り忘れてしまった(というか手がベタベタでその余裕がなかった)のですが、行程としては、生地を薄くのばすローラーにかけて、折りたたんでまたローラーにかけてという作業を何度も繰り返すと、次第に生地がなめらかになってきます。
今回は全粒粉も入れたためか、やや生地の粘りが少なく、ローラーの作業を何度も繰り返しました。
厚いローラーから次第に薄くしていき、好みの薄さまで伸ばしたら、カッターを取り付けて切って麺状にしていきます。
今回はフェットチーネの太さにしてみました。
このパスタを鍋でゆでるのですが、乾麺と違ってゆで時間が短くなります。乾麺のようにパッケージにおおよそのゆで時間が書いてあるわけではないので、ゆで具合を見ながら調整する必要があります。
それと、生麺の場合、ゆで時間が短いのに加え、元々水分をある程度含んでいるため、ゆで湯の塩分を吸いにくくなります。乾麺よりも茹で湯の塩分濃度を上げるか、ソースの方の味を少し濃くしていく必要があるようです。
パスタソースですが、テレビ東京「男子ごはん」で、国分太一君が作っていたアヒージョを前日に作っていたため、その残りのソースというかオイルがありました。
アヒージョはこんな感じ。

太一君は鳥のつくねを使っていたのですが、砂肝に変えています。モッツァレラチーズを最後に入れるのがポイント。
この残りソースにいろいろなものの味が出ていますので、これをパスタに絡めるだけにしてみました。
そしてできあがりがこちら。

アヒージョのオイルにつかったタイムとローズマリーがしっかりと香ってきて、鳥のおいしさも出て、美味しくいただけました。
パスタも、全粒粉が入っているため、ちょっとぼそぼそ感はあるものの、手打ちだけあってもちもちした食感になっていました。
生地の段階では、ゆでたらバラバラになりやしないか心配してましたが、うまいことできていたと思います。
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家で時間があったので、ふと思い立ち実行してみたパスタマシンの分解・清掃。
予想外に時間を使い、そして切り傷も作りながら奮闘した甲斐があって、無事に美味しいパスタが作れるようになりました。(まあ、黒ずみも味にはあまり影響なかったのですが、見てくれ的に・・・)
乾麺も手軽で美味しいのですが、せっかくきれいにしたパスタマシンなので、今後はちょくちょく手打ちパスタ作りも復活していきたいと思います。
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